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  1. 大和高田市議会 2000-03-01
    平成12年3月定例会(第4号) 本文


    取得元: 大和高田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前10時7分開議 ◯議長(島田保継君) ただいまより、市議会3月定例会を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2 ◯議長(島田保継君) これより、本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第1 議第1号平成12年大和高田市一般会計予算 外 31 件 3 ◯議長(島田保継君) 日程に入ります。  各常任委員長及び特別委員長より議案審査報告書の提出がありましたので、お手元に配付しておきましたからご精覧おき願います。  日程第1、議第1号平成12年度大和高田市一般会計予算ほか、議第2号から議第11号、議第21号、議第22号及び議第25号から議第43号までの32議案を一括して議題といたします。  本件32議案は予算特別委員会に付託して審議をわずらわしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。15番仲本清治君。            〔予算特別委員会委員長(仲本清治君)登壇〕 4 ◯予算特別委員会委員長(仲本清治君) 去る3月7日の本会議におきまして、予算特別委員会に付託を受けました議第1号平成12年度大和高田市一般会計予算ほか、議第2号から議第11号まで、議第21号、議第22号及び議第25号から議第43号までの32議案につきまして審査いたしましたところ、次の点を理事者に要望し、一括採決の結果、賛成多数で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第1号平成12年度大和高田市一般会計予算についてであります。歳入第1款市税における市民税について、委員より「個人市民税で約8,000万円の減額となっている。財政状況の非常に厳しい中、自主財源の確保について、新年度にあたっての取り組みをどのように考えておられるのか、納税者である市民に行政のスタンスを周知して、協力を得ることが大切では。」との問いに、担当者は「平成12年度を『福祉と行改の年』と位置づけ、ハード面は、継続事業を主とし、目新しい事業は控え、ソフト面に重点を置いた予算編成を行っている。市税の徴収においては、市政だより等により税の重要性や使い道などのPRに努めるとともに、予算の執行においても十分に締まった執行を行っていきたい。」と答弁されました。  市税は市の財政の根幹をなすものでありますので、市政だよりだけでなく、婦人団体等へも積極的に働きかけられ、健全な形の納税PRを行い、納税の運動が展開されますよう要望しておきます。  次に、委員より、たばこ税の決算見込みをただされたのに対し、担当者は「4億2,000万円程度になる。」と答弁されました。貴重な税収源でありますので、喫煙マナーとともに、『たばこは市内で買いましょう』という地元キャンペーンを展開され、少しでも伸びるよう要望しておきます。  次に、第10款使用料及び手数料における使用料の中の土木使用料についてであります。委員より、住宅使用料の平成11年度の徴収状況をただされたのに対し、担当者は「平成12年1月末現在で、69.69%であるが、土庫地区改良住宅の分が入っていないので、それを加えるとほぼ昨年並みです。」と答弁されました。滞納者の実態調査等をされ、実情に合った徴収に努力されますよう要望しておきます。  同じく、総務使用料についてであります。委員より、サイクルポートの使用料や、さざんかホールの利用者増に対する考え方をただされたのに対し、担当者は「サイクルポートについては、来年度から6か所になる。きめ細かな制度を充実させ、利用者に便宜を図れるような運営を行い、的確な歳入が見込まれるよう心がけたい。」また、さざんかホールについては、「新たなお客さんの開拓と、一度利用していただいたお客さんは逃がさないよう、親切・安心・中身のよさをPRし、客の確保を図りたい。」と答弁されました。  いずれも本市の顔でありますので、工夫を凝らしたキャラクターで経営努力をされますよう要望しておきます。
     次に、第17款市債について、委員より「前年度と比較して、18億3,300万円増となっている。今後の展開・展望はどうか。」とただされたのに対し、担当者は「現在の市の財政事情からして、借金を抑制していくのが本来の考え方だが、継続事業等があり、計上させていただいた。」と答弁されました。今後の本市の財政運営に大きな影響を与えるものでありますので、慎重な運用を要望しておきます。  次に、歳出に入る前段として、各部課全般にわたっての行政改革に取り組む基本的な考え方、精神をただされたのに対し、担当者は、「大綱に基づき89項目中22項目を残すまで推進してきた。各論として痛みの伴うものが残っている。今後も最小の経費で最大の効果が上げられるよう、また、スクラップ・アンド・ビルドの考え方で財政面、人的な面を検討していきたい。評価システムも構築していきたい。」と答弁されました。  行革は、全庁的な推進体制が必要でありますので、十分な連絡調整のうえ、英知を創出して今後も推進されますよう要望しておきます。  次に、歳出第2款総務費における総務管理費の中の一般管理費についてであります。委員より、「需用費で修繕料が計上されている。防犯灯の設置費用と聞いている。高田のまちは本当に暗いと感じるが、どこへ設置するのか。」との問いに担当者は、「防犯灯を7か所に取り付けたいと考えている。青少年センター高田警察等で危険な場所を抽出し、現地調査を行い決定した。」と答弁されました。  また、理事者は、「本市のまち全体が暗いというご指摘だが、最近の節約傾向にも要因があると思っている。行政として、防犯上、必要なところには防犯灯を設置してきた。今後とも安心・安全のまちづくりの趣旨を十分に踏まえ、対処していきたい。」と答弁されました。  総代会等にも協力を願い、犯罪のない明るいまちづくりに努力されますよう、要望しておきます。  同じく、総務管理費の中の文書広報費についてであります。委員より「インターネット管理委託料が計上されているが、他市ではホームページの中に市民からの意見を聞くページを開設されているところもある。本市ではできないのか。」との問いに、担当者は「当初、大和高田市をわかってもらうための情報発信をしてきた。今後、Eメールを検討し、相互の充実を図っていきたい。」と答弁されました。情報社会でありますので、インターネットの充実を要望しておきます。  同じく総務管理費の中の未来をひらく女性振興事業費についてであります。委員より「女性問題相談業務委託料が計上されているが、本市でのDV(夫や恋人からの暴力)に関する事件や相談について、どのように取り組んでこられたか。」との問いに担当者は、「市内の調査はしていない。相談に関しては、毎月1回午前中開催しており、『はーもにー』や『市政だより』に相談日を掲載しているが、DVについての啓発を今後行っていかなければならないと思っている。」と答弁されました。  同じく企画費の中の公共施設循環バス運行委託料に関連して、委員より運行経路の見直しをしてほしいという意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、第3款民生費における社会福祉費の中の社会福祉総務費についてであります。委員より、「工事請負費としてJR歩道橋滑り止め工事が計上されている。これらはJRのバリアフリーの第一歩だと考えるが、今後の計画はどうか。」との問いに、担当者は「線路によって東西が分断されている。自由通路としての市民の利便を図るため計画した。今後は財政権を市に移管させる方向の中でJRと協議をしていきたい。」と答弁されました。全力で引き続き努力されますよう要望しておきます。  同じく、身体障害者福祉費についてであります。委員より「扶助費として福祉タクシー委託費が昨年より増額されているが、需要が増えているのか。」との問いに担当者は、「増の要因は利用者が増加していることと、県が補助金をカットしたことです。」と答弁されました。需要が増えている現状からして、今後とも引き続き県に補助金の要請をされますよう要望しておきます。  同じく、社会福祉費の中の老人福祉対策費についてであります。委員より「85歳以上の方への敬老金が2,000円減額されているが、その理由は何か。」との問いに、担当者は「現在、県下10市のうち6市は敬老金の支給をしていない。金額については県と同額にした。」と答弁されました。  また委員より、「2,000円の減額されたものを別の形ででも補填は考えられないのか」とただされたのに対し、担当者は「例えば『生きがい対策の中で、さくら荘の入浴券などの配付なども考えられるが・・・。」と答弁されました。  同じく、児童福祉費の中の保育所費についてであります。委員より「民間保育園運営補助金が計上されているが、今後、保育所を公立から民間へ移行していく考え方なのか。」との問いに、理事者は「議論の分かれるところであるが、今はその考えはない。」と答弁されました。  今後、保育所のあり方を十分検討さされますよう要望しておきます。  次に、衛生費についてであります。委員より「市営斎場へ行く道路標識を、国道165号線三和町交差点に設置してほしい。」との要望がありましたので申し添えておきます。  同じく、清掃費の中のじん芥焼却場費についてであります。委員より「家庭用生ゴミ処理機購入補助金が計上されているが、内容はどのようなものか。」との問いに、担当者は、「生ゴミを乾燥させて堆肥にするものであり、ゴミの量がかなり減となる。3分の1の補助金を考えている。申込が多い場合は抽選の方法も検討したい。」と答弁されまた。堆肥の処分先も十分検討されますよう要望しておきます。  同じく、委員より、ダイオキシン対策についてただされたのに対し、担当者は、「平成14年末には1ナノグラムにという厚生省からの指示が出ており、ハード面の対策も必要だが、処理量や燃焼方法等にも工夫を凝らした管理をしていきたい。」と答弁されました。  次に、第7款商工費における商工振興費の中の負担金補助及び交付金についてであります。委員より「商工会議所への補助金のことだが、商工会議所は空店舗対策で調査を十分なされているのか疑問を感じているが。」との問いに、担当者は「この対策は、国の施策により、県・市・商店・商工会議所が一体となって取り組んでいる。県・市もかかわっており、その選考についても委員会を開催し、検討されている。心配されていることは一切ない。」と答弁されました。  同じく、さくらまつり補助金に関連して、委員より「高田川の工事が行われているが、さくらまつりのときはどうするのか」との問いに、担当者は「水辺プラザ事業ということで県において工事がなされている。4月1日から15日までは工事をストップしてもらい、重機も撤去していただく予定をしている。」と答弁されました。市民が大変楽しみにしているまつりでありますので、満足していただけるよう、また、狙い・効果・戦略等本市の個性を出しながら、商工会議所と両輪のごとく運営されますことを要望しておきます。  次に、第8款土木費における都市計画費の中の公園費についてであります。委員より、浮舞台の利用状況とペットの入れる公園の設置についてただされたの対し、担当者は「浮舞台については一般からの申請はない。さくらまつりでは使用する予定だ。ペットについては、大中公園の通路は禁止していないが、芝生公園はご遠慮願っている。」と答弁されました。  同じく、公園整備事業費の中の補償補填賠償金についてであります。委員より、「補償金5戸分が計上されている。これは馬冷池公園の分と聞くが、今後の見通しはどうか。」との問いに、担当者は「平成14年度で完了したい、現在33戸のうち18戸の交渉が終わっている。」と答弁されました。引き続き、努力されますよう要望しておきます。  同じく、都市計画費の中の本郷大中線街路事業費、及び大和高田当麻線街路事業費ついて、委員よりこの2事業の進捗状況をただされたのに対し、担当者は「本郷大中線街路事業については、八幡神社からの本郷工区については、平成12年度完成予定を、本町工区については用地買収率は28%となっている。また、大和高田当麻線街路事業費については、丸伊石油店から協和プラスチックまでの290メートル区間については、北側歩道工事を施工して完成、さらに西へ市場地蔵さんの地点までは、用地買収は82%となっており、平成13年度完成を目指して努力している。」と答弁されました。  次に、住宅費の中の市営住宅建設事業費に関連して、委員より、単身者の女性が入れるような住宅も検討してもらいたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、第10款教育費における教育総務費の中の教育振興費についてであります。委員より、「留守家庭児童ホーム指導員報酬が計上されているが、今後、指導員の増員などは検討しておられるのか。」との問いに、担当者は「現在、各児童ホームに1名ないし2名の指導員を配置している。今後、適正な配置を検討していきたい。」と答弁されました。労働条件も非常に厳しいと聞いておりますので、適正配置をされますよう要望しておきます。  同じく同和教育振興費についてであります。委員より、子ども会指導員報酬に関連して、「会館へ子どもがどれぐらい通ってきているのか資料の提示を以前からお願いしているが、それもない。各部署で職員が大幅に不足している中でどのように考えておられるのか。」との問いに、担当者は「解放青少年会館4館に配置しており、午前中は教材づくり、研修会、学校との連携等を行い、午後、子どもの指導をしてもらっている。17時以降のことも受け止めていきたい。」と答弁されました。会館の運営をしっかりと行っていただくよう要望しておきます。  また、委員より、青少年の健全育成等に関連して、「良書を読もう」運動の現状をただされたのに対し、担当者は「積極的に本を読もうということで、各学校には、図書館の整備をお願いしてきた。今後も図書館の充実に努めていきたい。」と答弁されました。「継続は力」という言葉もありますので、今後も引き続き図書の整備を図られますよう要望しておきます。  次に、国民健康保険事業特別会計についてであります。  委員より、滞納繰越の予算額が減額されているが、その理由をただされたのに対し、担当者は、「現年度分においても不況のため徴収率を93%から92%に下げている。滞納においてもリストラなどの増加が考慮されますので、滞納繰越も減額した。この4月から介護保険事業も開始され滞納の増も懸念されますが、滞納を少しでもなくすよう徴収に努力していきたい。」と答弁されました。  被保険者の状況を見極めて徴収に努力されますよう要望しておきます。  次に、住宅新築資金等貸付金についてであります。  委員より、「法期限における大口滞納者に対し、どのような対処をされるのか。」との問いに、担当者は「平成9年からプロジェクトを組んで滞納者に対してきたが、今後、再度気持ちを引き締め対応していきたい。また、国においても、債権を一部事務組合に移管という制度も検討されている。」と答弁されました。  納税者から厳しい目で見られている。部も統合される予定なので、緩むことなく徴収に頑張って取り組まれるよう要望しておきます。  次に、下水道事業特別会計についてであります。委員より、平成12年度における拡張の展望をただされたのに対し、担当者は「普及率を2%アップして37%を計画している。整備率は51%、水洗化率は76%を見込んでいる。」と答弁されました。  次に、駐車場事業特別会計についてであります。  委員より、「収入増を見込んでおられるが、根拠は何か。」との問いに担当者は、「料金体制の見直し、案内板の増設等、駐車場の場所が周知徹底できたことにより、増収を見込んでいる。」と答弁されました。  地道な努力の結果だと思うので、今後も健全経営に一層努められますよう要望しておきます。  次に、介護保険事業特別会計についてであります。本件については今回、第1号被保険者の介護保険料が3,200円と定められましたが、まだ市民の間ではいろいろな戸惑いがあるように感じている。今後さらに関心が高まってくると思うので、介護保険の周知徹底と、それに取り組む行政の姿勢等市民が希望と期待が持てるようなシナリオのPRをされますよう要望しておきます。  次に、水道事業会計についてであります。  委員より、「総配水量が伸び悩んでおり、市としても値上げは避けて通れないと思うが、何としても免れたい。最近、市内の大手のスーパーでは地下水をくみ上げ使用しており、配水量の低下の原因になっている。これらから協力金的なものは徴収できないものか。」との問いに、担当者は、「大口の利用者の地下水利用による水道の使用料の落ち込みは、水道事業会計にとっても大変な問題であり、県下の状況も調査し、何らかの形でも協力が得られるよう方策を検討していきたい。」と答弁されました。  また、水の鉛濃度も国の基準の50分の1と報告されましたので、申し添えておきます。  次に、市立病院事業会計についてであります。  委員より、新館が完成し、旧館の改修も終了し、患者も増加傾向にあるが、新年度を迎えるにあたり、目標、財政面での負担、医療サービス等展望についてただされたのに対して、理事者は「病院の増改築、旧館の整備、医療機器の購入が終了し、償却の時期に入った。これらの投資が有効に作用するよう信頼、迅速、親切をモットーに総合病院化を促進し、付加価値を高めていきたい。健全経営を目指し大きく方向転換したい。」と答弁されました。  次に、託児所運営委託料について、さきの議会での請願とも関連して、今後の考え方をただされたのに対して、担当者は、「この1年間で、廃止に向けて話し合いを続けたい。」と答弁されました。  しかし、本託児所は、病院経営が弱体時に、医師の確保として特殊勤務手当、看護婦の確保としての託児所としてセットで発足した経過があります。今回、医師に対する手当は10%の減だけとなっていますが、一方は、廃止という方向であります。  女性の社会進出がますます増大する中、一抹の不安があることを申し添えておきます。  次に、議第31号大和高田市立高田商業高等学校授業料等徴収条例の一部改正についてであります。  委員より「授業料を県に合わすということだが、市の優位性を発揮すべきではないか。」との問いに担当者は、「授業料だけでなく、試験問題等も県を基準としている。」と答弁されました。  次に、議第32号大和高田敬老金条例の一部改正についてであります。  本件については、委員より、減額された分を何らかの方策でお年寄りに還元されたいとの要望がありましたので、申し添えておきます。  次に、議第36号についてであります。  本件については、今回、修正案が提出されましたが、上位法との関係、保険料の猶予期間の問題等があり、否決されました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定に賛同賜りますようお願い申し上げます。 5 ◯議長(島田保継君) 傍聴人に申し上げます。本市の傍聴規則により、傍聴規則第7条でビラ、プラカード、旗、幟などを持って傍聴席に入ることができませんので、注意いたします。ビラと幟をたたんで着席してください。  もう一度言います。傍聴人に申し上げます。もう一度申し上げます。傍聴席に入ることができませんので。議長の命令に従わないときは、地方自治法第130条第1項の規定により、退場を命じます。  会議を傍聴したそこの傍聴人に申し上げます。先ほど再三注意したにもかかわらずなお議長の命令に従わないので、地方自治法第130条第1項及び第2項の規定により、そこの傍聴人の退場を命じます。退場してください。ビラを配ってはいけません。  休憩します。            午前10時31分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時32分再開 6 ◯議長(島田保継君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。  委員長の報告に対し質疑はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑もないようでございますので、これより、討論に入ります。  討論はありませんか。3番太田議員。 7 ◯3番(太田敦君) ただいまの委員長報告に対しまして、我々日本共産党議員団の態度を明らかにしておきたいと思います。  まず、議第1号大和高田一般会計予算、並びに議第2号、3号、5号、6号、9号、10号、11号、21号、28号、29号、31号、32号、35号、36号、39号、40号については反対であります。以下、その理由を述べさせていただきます。  全体といたしましては、今度の松田市長が提案してまいりました会計の評価ですが、当然のことながら地方財政というのは、国の予算と深いかかわりを持っていることはご承知のとおりです。日本の財政は小淵政権の豊満財政の拡大により、国と地方を合わせた借金が、2000年度末で645兆円という空前の金額となりました。これは赤ちゃんからお年寄りまで、国民一人当たりにして510万円という途方もない借金です。政府が昨年暮れに発表した来年度予算を見ると、予算規模は85兆円ですが、歳入に占める借金の比率は38.4%の32兆6,100億円となっています。つまり、国の予算の約4割は借金に依存しており、本来の税収は、48兆6,590億円しかありません。普通の家計でいえば、これは明らかに破産状態です。本市としては、地方自治法に基づいた住民の健康と安全、福祉を増進する、そういうところに当然の問題として重点が置かれるべきです。  しかし、国の借金財政により、地方自治と住民に対するしわ寄せ、市民サービスの低下がますます強化されることを懸念するわけですが、市長が提案されてまいりました今年度の予算の内容を見ておりますと、基本的な流れは今、指摘をしました国の予算の流れ、そのことに沿った予算編成ではないでしょうか。  まず、歳入ですが、個人市民税が、平成11年度と比較して8,090万円の減収に対して、法人市民税が1億5,280万円の増収を見込んでおられる。これは企業の収入を伸ばしている中依然として市民が不況から抜け出せていない、このことを数字で示しているわけですが、今後さらに市民の収入を見込んでいくならば、市民が豊かになっていただくことは言うまでもありせん。今こそ介護規制法の制定を目指すサービス残業を根絶し、労働時間を短縮し雇用を拡大させる、雇用の創造、拡大のために政府と自治体が手を組んで積極的に取り組んでいくことが必要です。  また本市にとりまして、歳入を大きく伸ばす鍵である商店街や中小零細業者の活性化は、避けることのできない課題です。中小零細業者は企業努力も必要だというご意見もございますが、大企業や銀行には政府は援助しても、一向に銀行の中小業者に対する貸ししぶりは改善されません。政府は銀行や大企業が財政的に潤えば、中小業者も潤ってくるという安易な対策を取っておりますけれども、それが間尺に合わないのは本市を見れば明らかです。幾ら企業努力を求めても今の中小零細業者を取り巻く環境は、あまりにも厳しすぎるのではないでしょうか。市当局としてもっと強く国や県として抜本的な中小零細業者対策や、大幅に予算をつけていただくように要望することをお願いいたします。  また、商店街対策はこれまでにもさざんかホールや、市営駐車場の設立、四季折々の祭りなど大変努力をされておられます。しかし、投資の割に商店街の活性化が思うように進んでいません。滞っています。この原因は、商店と市当局の間に考え方の違いがあるのではないでしょうか。商店街の方々にとりまして市当局に対しもっと援助をしてほしいというのが実感です。また、市当局としてはもっと商店街自身が自立してほしいというのが本音です。  私たちは、この認識のずれをなくすということが、今一番やらなければならないことだと考えます。商店街の方々と市当局が本音をぶつけ合う中で認識を一致させる、これから導入するコンサルタントも大事だと思いますが、まずこのことをお願いしたいと思います。  歳出です。民生費について、保育所はエンゼルプランにより平成9年度に片塩、北両保育所が午後6時から午後7時まで時間延長をされました。引き続き平成12年度からみどり、土庫、市場保育所で4時半から6時まで延長保育を実現、また、一時保育を公立の保育所では奈良県下で初めて土庫保育所で行うことが決められており、このことは評価いたします。しかし、保育料は依然として奈良県下においては御所市に次いで2番目に高いといわれております。この保育料を下げることは多くの市民から要望が出されております。また、保育士の高齢化の問題も出されております。高齢の保育士が安心して働くことができるように、また子どもたちに健全な発達を促すことができるように柔軟な対応をお願いしておきます。  同和対策につきましては、今議会におきまして、市民部と同和対策部を統合するということが、提案されておりますが、このことは日本共産党が長年、一般施策の中で市民全体へのサービスを向上させるという我々の要求を市当局が理解をしていただいて、具体化に踏み切ったと受け止め評価いたします。しかし、今回も部落解放同盟への委託料が約900万円計上されております。緊迫財政の中、特定の運動団体に予算を執行することを認めるわけにはいかないと同時に、同和対策個人給付事業は廃止するべきであることを申し上げておきます。  衛生費ですが、焼却炉の修繕費用については昨年、6,800万円、ことし、1億1,000万円挙げられております。いつまで焼却炉の修理を続ければ修理が終わるのか、ダイオキシン対策は大丈夫かという市民からの要望が出されております。最小限の投資で最大の効果を発揮できるように計画的に直し、その展望を市民に知らせていただきますようにお願い申し上げます。  また、ことし3月1日から、産業廃棄物の持ち込み禁止ということで、メリヤスや靴下の工場を営んでおられる方々が、なぜもっと早く知らせてくれないのか、地場産業を守る制度はつくれないのかという声が出されております。クリーンセンター正常化に向けて努力している市当局も理解できますが、本市におきましては法や条例をそのまま押し通すのではなく、地場産業を営んでおられる方々の実情をよく理解したうえで、具体化を図っていただかなければなりません。  教育費について、不登校問題は本市も例外ではございません。昨年から本市における不登校児童の数もそう変化がないようです。ふれあいフレンド、スクールカウンセラーなど導入により不登校児童をなくし学校に魅力を持ってもらうことが狙いのようですが、今までの文部省による管理主義教育や詰め込み教育の弊害、これは決して無視することのできない問題です。まずはここにメスを入れなければなりません。そして学校環境についての問題です。私も幾つかの学校を視察してまいりましたが、老朽化が予想以上に進んでいる。高田中学では階段の手すりがぐらつき、また、片塩小学校ではコンクリートの剥離など、今まで事故が起こらなかったことが不思議なことだと、父兄からもいわれております。今回の予算において、トイレの改修が計上されておりますが、まだまだ十分とは言えないのが現状です。次代の高田市を担っていく子どもたちに思い切った予算をつけていただきますように要望いたします。  また、行革の一環として、各学校に配置されております事務員を現場から引き上げるということになっておりますが、長年現場で働いてこられた職員にこの話が持ち出されて混乱しております。事務員の廃止により学校の先生にも負担がかかり、子どもたちへの教育がおろそかにならないようにお願いいたします。  以上の点を指摘いたしまして、一般会計については反対であります。  次に、国民健康保険事業会計でございますが、委員長の報告にもございましたようにことし4月から始まる介護保険事業により、保険料は上乗せされます。この不況の中、仕事を年度途中でやめなければならない方、生活保護基準より所得の低い世帯などにとっては、ますます保険料を滞納せざるを得ない状況が広がってまいります。議第35号もこうした状況の中、認めるわけにはまいりません。保険滞納者が増えることが必至といわれており、減免制度を真剣に考えていただくことを要望いたします。  老人医療特別会計は、これも介護保険制度の導入により医療給付がここでは逆に1億6,000万円減額されております。これは今まで医療の分野でお年寄りの健康を支えてきたのが、これからは介護の分野でも支えることになります。政府はことし7月からまた医療費の値上げを狙っているようですが、医療給付削減がお年寄りの医療費自己負担分の減額に結びつくようにお願いいたします。  介護保険事業については、市当局のご努力もあり、介護予防サービス、認定漏れのお年寄りに対する制度を保険の中でなく、一般施策としてやっていくことになりました。相対的に高田の介護保険制度は、他の市町村に比べ保険料は高いがサービスは充実しているようです。認定から漏れた人に対してもセーフティネットが充実している、このことは評価しております。しかし、この制度そのものに矛盾を抱えたままで出発しようとしている介護保険事業は、もっと検討が必要です。憲法第25条に基づき、国が今まで地方に負担してきた老人福祉の予算、これを大幅に削って国の負担を半分に減らし、その穴埋めを受益者負担ということでお年寄りから徴収する、介護を受ける方々を40歳以上の国民で支えるような制度に賛成することはできません。  議第28号、29号、36号も、これらの理由から反対です。  次に、市立病院事業会計です。人工透析など設備を市民のニーズにより整えていく、これは評価できることです。しかし、新しい病棟の開設によりますます減価償却が増えていく、収支のバランスを合わせる、その結果として急性患者対応の病院を追求しなければならない。また、お金のあるなしによって医療が変わっていくことにもつながる、差額ベッドも拡大していかななければならない。これでは、本来の市民の命を守るという市民病院の役割を果たすことができるのか、疑問を持つところでございます。患者の半数、もしくはそれ以上が慢性疾患の患者ではないでしょうか。新たに増設された療養型病床群の役割も十分に発揮し、市民の願いに応えることのできる、まさに市民のための病院となるように切望いたします。  水道事業会計ですが、本市においては不況もあり、総配水量が伸び悩んでおります。そのうえ今後、大滝ダムの完成もあり、将来値上げは免れないということですが、市民への負担をさせる前に高い利率の企業債をなお一層整理することや、委員長の報告にもありましたように、みんなの資源である地下水をくみ上げている大手スーパーなどに対し、水道料金の一部に見合う協力金を負担させるなど強く要望いたします。  議第21号ですが、これは地方分権推進のための条例です。地方分権という名目により市町村合併を上から押しつける、地方財源も移譲してくる、政府の統制を一層強める、これでは市民と行政のパイプをなくし、地方自治の崩壊にもつながることです。今回の条例は事務上の手続きということですが、将来的には地方分権推進につながるものとなります。これらの理由から反対です。  議第31号、32号、39号は、市商の授業料の値上げ、敬老金の削減、水道事業の給水管の竣工検査料金の値上げなど市民サービスの低下です。これらについても認めるわけにはまいりません。  議第40号は、葛城地区清掃事務組合規約の一部改正ですが、これは2次処理ではなく高度処理ありきで話が進んでおります。分担金についても提示されている均等割、人口割、処理量割で本当によいのか、本市においてもっと論議をするべきです。今の状態では賛成できません。  議第4号、7号、8号、22号、25号、26号、27号、30号、33号、34号、37号、38号、41号、42号、43号については、賛成いたします。ただ、この際、賛成いたしました議第7号の下水道事業特別会計については、下水道の普及を、そして駐車場特別会計については独立採算制をとっていること自体がかなり困難な状況ですが、さらに、さらなる赤字解消をしていただきたい、このことを要望しておきます。  委員長の報告に対しては一括採決でありますので、反対の討論を申し上げて終わります。以上です。 8 ◯議長(島田保継君) ほかに討論はありませんか。7番竹中議員。 9 ◯7番(竹中健次君) ただいま予算特別委員会の委員長から、広範な内容についての報告がございました。私は細部にわたっては、この委員会での一つの指摘、要望等を踏まえてこれにおいておきたいと思いますので、角度を変えてひとつ総括的な面で考えを述べたいと思います。  市長は施政方針で21世紀への橋渡しの年と、こういう記念すべき西暦2000年、これを迎えてという、新鮮な態度を示す、そういう意味合いのことをおっしゃっておるわけでございましたけれども、私どももまさに一生に二度と出会わない、こういう世紀のつなぎ目といいますか、この年度の市政の場に立ち会える、その使命の重大さと意義、これを痛感するものでございます。  バブル崩壊後に戦後最悪の日本経済からどう回復軌道に乗せていくか、世紀末の国難とも言える苦しく、傷んでおる国政が、公転と、こういう意味合いで見るならば、今、厳冬に耐え、新芽を育むとの厳しい本市の市政の状況、これが自転と、こういう観点を持っておる、相関関係を持っておるわけです。特に今回の特徴的な財源構造、非常に厳しいその辺のポイントをもう一度確認してみますと、一般会計の総額、当初予算、前年同比実質的に2.4というふうに抑えております。市債は23億9,000万円、前年度比9.6というふうに増えております。借金の総額341億円、単純計算で市民一人当たりの負担は45万と、こういうふうな見方です。さらに経常収支比率、目安ラインの90%という観点から見ますと、これを超えて102.2%、公債依存度、これも9.6を見込んで、まさに危機的な財政構造の状況を示しているという現況です。そして、生活者の暮らしを守るべき個人市民税の落ち込み、非常に不況とか失業の背景が苦しく、そしてその結果、市税の1.3%減という見込みが非常に心配でございます。  一方、財政の危機的な環境の中で、介護保険事業が新年度の大きなメインとなっておるわけでございますけれども、ご存じのように介護保険関連3法案は、平成8年12月の当時の自民、社会、さきがけ政権が成立させたと、まさに欠陥法といわれた。手つかずのまま見切り発車されたとも言われ、昨年の10月ごろまでに国民に対して、何ら情報とか具体策を示されず、改善策もないまま先送りされてきたという経過がございます。未完成の制度であったがゆえにこの4月1日からの実施までに、本市の全力の取り組み、努力が払われて、そしてその体制が整ってきた、この面につきましては最大の敬意を表しますと同時に、今後の取り組みに対してきめ細かなそういう対策なり高齢、弱者のために頑張っていただきたいというふうに期待をしておきたいと思います。  そして、生きがいと健康づくり、こういう自立支援とか子育て支援、まさにソフト的な面で新しい12本の新規事業も提案されております。また、安心・安全のまちづくり、特にJRの駅の歩道橋のすべり止め、今着手されるということでございますけれども、これは政府も力を入れているように社会的な弱者に対する交通安全、住まい、生活の安全のためのバリアフリー化、こういう実現のための計画をきちっと持っていきたいですし、特に今求められております。この駅の乗降客も増えてきておりますけれども、それに似合うJR高田駅にエレベーターを設置してほしいという声も非常に、日増しに高まっております。そういう意味合いでの努力を重ねていっていただきたいと、こう思います。  さらに、市長が施政方針の最後あたりにおっしゃった点が非常に印象的でございます。新しい千年紀を迎えてという、行政にとって5年後、10年後にきちんと花を咲かせるような、地味であってもあすの大和高田市のための大事な種をまかなければなりません、と。それを明確に提示して行政を進めるのが私の責務である、と、このように結論づけておられます。  これは本当に地についた市長の重大決意だと思うわけでございますが、そういう観点については非常に一面、感動を覚えるわけでございますが、今から種をまいていく1つの方程式、げしをし、育て、花を咲かせる、実をつくり次の種を残していくというローテーション、さらにもみから稲をつくり、一株一株育てていくという日本古来の集約的農業のようなそういう姿をイメージする。さらにまた、凍てついた麦の穂を踏んで育てていくというような、こういう姿は即、人づくりでもあるわけでございます。  ともども2000年、平成12年度は大事中の大事でございます。小さなことでも先送りは許されない、こういうことでございますので、切れ目のない施策、一つ一つのチャレンジを積み上げていっていただきたいと、こう思いますし、いよいよ間もなく三役揃い踏みということの発表がございますけれども、8部体制の人身一新で12年度の執行機関がいよいよ、新たに稼働するという息吹でございますけれども、何といいましても行財政改革の積極、挑戦のための1つの行改の目標、成果の達成、これに注目しておきたいと思います。
     執行者たる全職員が自らの責務として、無駄を省く、改革を進めるコスト意識、改革意識を、断層なき実行として大いに盛り上がっていく12年度でありたい、あっていただきたい、こういう要望を重ねて委員長報告に賛成の態度を示しておきます。  以上です。 10 ◯議長(島田保継君) ほかに討論もないようでございますので、これより、本件32議案を一括して採決いたします。  本件32議案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。  おはかりいたします。本件32議案は委員長の報告どおり決することに賛成の諸君は起立を願います。            〔賛成者起立〕 11 ◯議長(島田保継君) 起立多数と認めます。よって、本件32議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第2 議第12号平成11年度大和高田市一般会計補正予算(第6号) 外 3 件 12 ◯議長(島田保継君) 次に、日程第2、議第12号平成11年度大和高田市一般会計補正予算(第6号)ほか、議第23号、議第24号及び議第45号の4議案を一括して議題といたします。  本件4議案は総務財政委員会に付託して審議をわずらわしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。委員長の報告を求めます。15番仲本清治君。            〔総務財政委員会委員長(仲本清治君)登壇〕 13 ◯総務財政委員会委員長(仲本清治君) 去る3月7日の本会議におきまして、総務財政委員会に付託を受けました議第12号平成11年度大和高田市一般会計補正予算(第6号)ほか、議第23号、議第24号及び議第45号の4議案につきまして審査いたしましたところ、次の点を理事者に要望し、一括採決の結果、全会一致で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  議第12号平成11年度大和高田市一般会計補正予算(第6号)についてであります。  まず、歳入第15款繰入金について、委員より「繰入金の積み立ての現状は、どういう状態にあるのか。」と問いに、担当者は「ここ数年において、基金を繰り入れて財政の調整を図ってきた。その結果、現状として相対的に基金残高は大幅に減少している。」と答弁されました。  次に、平成11年度の決算見込みについてただされたのに対し、理事者は「平成11年度の歳出については、できる限り効果的な運用と知恵を絞ってきた。しかし、歳入が景気の低迷もあり意に沿ったものにはなっていない。しかし、特別交付税の要望が満たされるよう、国に懸命の努力をしている。収支のバランスが崩れないよう努力していきたい。」と答弁されました。  行政改革に今後も努力されるとともに、予算の執行にあたっては財政状況を勘案し、効率的運用をされますよう要望しておきます。  また、委員より歳入の安定を図る方策をただされたのに対し、理事者は「根本的には、政府の政策が必要であると考えるが、本市で行える住環境の整備や各種の事業の活性化を図り、高額所得者の増加と、所得レベルのアップに努めていきたい、また、本市の特性を生かしたブランド商品の開発など、できるところから市民と行政が一体となった取り組みを進めていきたい。」と答弁されました。小さなところからでも取り組まれ、本市活性化に一層の努力をされますことを要望しておきます。  次に、歳出第3款民生費における社会福祉費の中のデイ・サービス事業費についてであります。委員より「備品購入費としてリフトバス2台が計上されており、慈光園に提供するものと聞いている。しかし、施設が完成するにあたり大変厳しい財政事情の中から多額の補助金等を支出しているにもかかわらず、受け入れ側が極めて冷ややかだと思う。ラブコールの方が強いのではないか。」との問いに、理事者は「見方、感じ方の問題である。リフトバスについては、補助金が大幅に出るので購入した。福祉というものは、地道な活動を行政が展開することが大切だと考えている。」と答弁されました。  次に、第4款衛生費における保健衛生費の中の保健衛生総務費についてであります。  委員より「病院事業会計補助金が計上されているが、年間で4億6,000万円を超える多額な補助となっている。一般会計からの補助基準はどれぐらいと考えているのか。」との問いに担当者は、「一般会計と病院事業会計とではお互いの悩みがあるが、普通交付税における基準財政需要額に算定されている額が、1つの目安と考えられる。」と答弁されました。  別々の合計であり、調整は大変難しいと思われるが、お互いに協調され、一定の整合性がもたれるよう要望しておきます。  次に、第10款幼稚園費に関連して「暑さ寒さの対策は十分なのか。」との問いに、担当者は「エアコンで対処したい。」と答弁されました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定に賛同賜りますようお願い申し上げます。 14 ◯議長(島田保継君) 委員長の報告に対し質疑はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑もないようでございますので、これより、討論に入ります。  討論はありませんか。5番稲葉議員。 15 ◯5番(稲葉吉彦君) 4議案とも賛成でございます。しかし、無条件に賛成というわけではございません。幾つかの要望も含めて討論を行いたいと思います。  まず、一般会計補正予算でございますが、13日の経済企画庁が発表いたしました昨年10、12月期の国民所得統計速報をマスコミは一斉に重視して報道いたしました。それは、国内総生産が実質、前期、すなわち7月から9月に比べて1.4%減、年率換算では5.5%減と2期連続のマイナス成長になったということであります。この前期比での大きなマイナス幅は、第1次石油危機後と、消費税率引き上げ後に続く過去3番目の大きさになっております。その理由として、個人消費が大きく落ち込んだということを政府自身が挙げているわけであります。  市長は私の代表質問への答弁で、不況の原因、また、景気回復の遅れの原因については、意見は百出しているといわれて自らの考えは示されなかったわけでありますが、政府も認めるように本格的な景気回復には個人消費の回復拡大、これが必要なことは明らかでございます。政府の施策はそこに焦点を当てることになっていないから、10年間近く不況対策をやりながら何の効果も出ていないのであります。そこを確認しておきたいと思います。  個人消費の拡大には個人の購買意欲と、それを支える購買力を高めることが最優先課題であります。市民の所得を高めるためのあらゆる施策を推進されますように指摘しておきます。  歳出では、国保会計への繰り出し、市立病院会計への繰り出しだけでも1億8,660万円、11年度を通しては8億円を超える繰り出しになりました。赤字になっているのだから仕方がないとはいうものの、今後はそこに水道事業会計の赤字も加わってくるといわれております。すでに市長も先刻ご承知のことですから繰り返しませんが、改めて強力なプロジェクトチームの編成を要請しておきます。そうした経済困難な状態の中で、福祉施設や藤森の環濠整備にかかわる予算など、きめ細かい分野では努力されていることを評価することは、やぶさかでありません。  さて、介護保険がいよいよこの4月から出発するわけでありますが、先ほどの討論の中にもありました。私、この問題で共産党の議員から修正意見をいただいたわけでありますが、一番大事な問題としてこの介護保険法ですね、ここの第1章「総則」、そして第1条「目的」というのがあります。いろいろ、この保険法が起案され今日に至るまでの経過については、さきに竹中議員からもご紹介のあったところでございますが、この「目的」の中にこの介護保険というのは、「国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設ける」、こういうふうに法律はその目的を決めているわけです。  これは私は、明らかに憲法第25条の精神にもとるとともに、明確に地方自治法第2条が規定しております地方自治体としての役割、すなわち健康と安全、福祉のために行政がある、こういう目的からしましても、この介護保険制度を国や自治体の責任において進めるのではなしに、国民にかかる費用の半分、それを負担させる、こういうことを当然のこととして出発しようとしている、ここに最大の問題があるというふうに思うわけで、そういう立場から、本市の条例の前文というものを提起をさしていただいたわけでありますが、残念なことにそれは受け入れられませんでしたが、今後とも私どもは、こういう国民にとにかく相互扶助的な考え方でこの保険制度をやろうとする政府の施策の基本を改めさせる、こういう立場から努力をしてまいりたいと思うものであります。  さらに、組織条例の一部改正、これは先ほども討論の中で触れられましたので、省略をしておきます。  また、電子計算組織にかかわる個人的秘密保護に関する条例の一部改正が行われるわけでありますが、この点についても単に一部改正ということだけではなしに、市民の個人情報全体の秘密保護が守られる、こういう立場からの総合的な条例制定を準備されることが必要と思いますので、その点を求めて討論といたします。 16 ◯議長(島田保継君) ほかに討論もないようでございますので、これより、本件4議案を一括して採決いたします。  本件4議案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。  おはかりいたします。本件4議案は委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 17 ◯議長(島田保継君) ご異議なしと認めます。よって、本件4議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第3 議第13号平成11年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) 外 5 件 18 ◯議長(島田保継君) 次に、日程第3、議第13号平成11年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)ほか、議第14号、議第17号、議第20号、議第47号及び議第48号の6議案を一括して議題といたします。  本件6議案は民生文教委員会に付託して審議をわずらわしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。6番堂本正信君。            〔民生文教委員会委員長(堂本正信君)登壇〕 19 ◯民生文教委員会委員長(堂本正信君) 去る3月7日の本会議におきまして、民生文教委員会に付託を受けました議第13号平成11年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)ほか、議第14号、議第17号、議第20号、議第47号及び議第48号の6議案につきまして審査いたしましたところ、次の点を理事者に要望し、一括採決の結果、賛成多数で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第20号平成11年度大和高田市立病院事業会計補正予算(第4号)についてであります。  委員より「入院収益が4億6千余万円減額補正されている。当初予定のベッドの稼働率に達しなかったとのことであるが、稼働率の設定に問題はなかったのか。」との問いに担当者は、「稼働率を当初90%と見込んでいたが、新館完成後、旧館改修工事のため病床が制約され、予定の320床になったのが、昨年の11月からとなった。その後は100%を超える日もあったが、平均して88%の稼働率となり、減額補正をお願いしている。」と答弁されました。  予算設定においては、精密な設定をお願いするとともに、旧館の改修も終え、新たな中和の拠点病院として、全職員一丸となって再建に向け一層の経営努力をされますよう要望しておきます。  次に、議第48号損害賠償の額の決定及び和解についてであります。  本件は、平成11年6月16日午前10時ごろ、大和高田市立土庫小学校プールにおいて発生した水泳学習中の事故であります。亡くなられました4年生、岡本昴之君のご冥福をお祈りするとともに、今後、このような事故が起こらないよう再発防止の環境づくりに一層努められますよう要望しておきます。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定に賛同賜りますようお願い申し上げます。 20 ◯議長(島田保継君) 委員長の報告に対し質疑はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑もないようでございますので、これより、討論に入ります。  討論はありませんか。3番太田君。 21 ◯3番(太田敦君) ただいまの委員長報告に対しまして、日本共産党議員団の態度を明らかにしておきたいと思います。  議第13号、14号、17号、47号、48号については、賛成いたします。委員長の報告にもございましたように、土庫小学校におけるプールの事故については、再発防止の努力をお願い申し上げます。  議第20号の大和高田市立病院事業会計補正予算については、反対いたします。厚生省が受診抑制を強める診療報酬も切り詰めております。病院を経営する側にとっては今ほど厳しい時代はないですし、その中で何とか乗り切ろうとしておられる職員の方々の並々ならぬ努力はわかります。しかし、先ほども討論で述べましたが、収支のバランスを合わせるために高いベッド稼働率を設定せざるを得ないことや、今後の差額ベッドの徴収と増大など、市立病院としての役割、本来の目的を逸脱しない、市民の命を守るという将来的な展望が見出せません。  医療情勢がますます厳しくなりますが、患者の立場、市民の立場に立った医療を追求していただきますように強く要望いたします。  以上です。 22 ◯議長(島田保継君) ほかに討論もないようでございますので、これより、本件6議案を一括して採決いたします。  本件6議案に対する委員長の報告は原案可決であります。  おはかりいたします。本件6議案に賛成の諸君は起立を願います。            〔賛成者起立〕 23 ◯議長(島田保継君) 起立多数と認めます。よって、本件6議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第4 議第15号平成11年度大和高田市土地取得特別会計補正予算(第1号) 外 5 件 24 ◯議長(島田保継君) 次に、日程第4、議第15号平成11年度大和高田市土地取得特別会計補正予算(第1号)ほか、議第16号、議第18号、議第19号、議第44号及び議第46号までの6議案を一括して議題といたします。  本件6議案は環境建設委員会に付託して審議をわずらわしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。委員長の報告を求めます。11番泉尾安廣君。            〔環境建設委員会委員長(泉尾安廣君)登壇〕 25 ◯環境建設委員会委員長(泉尾安廣君) 去る3月7日の本会議におきまして、環境建設委員会に付託を受けました議第15号平成11年度大和高田市土地取得特別会計補正予算(第1号)ほか、議第16号、議第18号、議第19号、議第44号及び議第46号までの6議案につきまして審査いたしましたところ、次の点を理事者に要望し、一括採決の結果、賛成多数で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第16号平成11年度大和高田市住宅新築資金等貸付金特別会計補正予算(第2号)についてであります。  委員より、貸付金の徴収状況をただされたのに対し、担当者は「現年度分は昨年とほぼ同じで、90%ぐらいと非常に厳しい状況にあり、また、10年以上の滞納が6件あるが、分納などの話し合いを進めるなど、職員が一丸となって徴収に当たっている。」と答弁されました。  また、理事者は、「経済状況の不安定の中、滞納者個々の状況は様々だが、自主財源の確保を図るためにも徴収に極力努力したい。」と答弁されました。  不公平の生じないよう、また、法期限が切れても滞納のみが残るということのないよう徴収にも創意工夫を凝らし、一層努力されますことを要望しておきます。  次に、議第18号平成11年度大和高田市下水道事業特別会計補正予算(第4号)についてであります。  委員より、平成11年度末の下水道の普及率及び15年度末の見込みをただされたのに対し、担当者は、「76%と踏んでいる」と答弁されました。広域でのし尿処理場建設が予定されている中、下水道の普及は、し尿処理にかかる委託料の減にもつながりますので、積極的に推し進められますよう要望しておきます。  次に、議第19号平成11年度大和高田市水道事業会計補正予算(第5号)についてであります。  委員より、平成11年度水道会計の決算見込み及び今後の見通しについてただされたのに対し、担当者は「平成11年度末で約35%、毎年20%ぐらいの増加を見込んでおり、平成15年度末では43%ぐらいと想定している。」と答弁されました。また、これに関連して委員より、「平成11年度末での水洗化率をただされたのに対し、担当者は「76%と踏んでいる。」と答弁されました。広域でのし尿処理場建設が予定されている中、下水道の普及は、し尿処理にかかる委託料の減にもつながりますので、積極的に推し進められますよう要望しておきます。  次に、議第19号平成11年度大和高田市水道事業会計補正予算(第5号)ついてであります。  委員より、平成11年度水道会計の決算見込み及び今後の見通しについてただされたのに対し、担当者は「1億6,500万円程度の赤字が見込まれ、前年度繰越利益剰余金、約7,400万円を充当して、当年度未処理欠損金は9,000万円程度となる見込みです。今後、繰越利益剰余金は全くなくなるので、来年度以降、単年度、2億円ぐらいの未処理欠損金が見込まれる。鋭意努力をしていきたい。」と答弁されました。  さらに、委員より「県水の受水費が値上がりしてくることが懸念されるが。」との問いに理事者は、「大滝ダムの完成までは、県水の値上げはないと聞いている。しかし、100%県水に依存している本市にとって、その動向は気になるところである。県水が値上げされないよう県への働きかけを強めるとともに、引き続き経費の削減、経営の合理化に最大限の努力を傾注したい。」と答弁されました。  県水が値上げされないよう、引き続き要望を続けられるとともに、さらなる経営努力を要望しておきます。  これに関連して、将来、県水が必ず値上げされるということ、一般関係からの繰入れも厳しい等を視野に入れ、「高田の水はおいしい、安全できれいな水」そのためにはそれ相応のコストがかかるということのPRも必要であるのではなかいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、議第44号損害賠償の額を定めることについてであります。  委員より「交通安全指導を定期的にしておられるのか。」との問いに、担当者は「安全運転管理者よりの指導はもとより、部長からの訓示、訓話等も行い、交通安全指導に努めている。」と答弁されました。  また、理事者は「安全管理を強力に推し進めなければならないと感じている。各部門での安全運転の実践とともに無事故無違反の宣言など、自己認識を強めながら、交通安全指導を行っていきたい。」と答弁されました。  事故防止と安全運転教育の徹底を要望しておきます。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定に賛同賜りますようお願い申し上げます。 26 ◯議長(島田保継君) 委員長の報告に対し質疑はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑もないようでございますので、これより、討論に入ります。  討論はありませんか。4番浅野間議員。
    27 ◯4番(浅野間正君) ただいま委員長から報告がありましたので、我々共産党議員団の態度を明らかにしておきたいと思います。  委員長の報告の中にもありましたいろいろな要望点につきましては、ぜひ具体化を図っていただきたいということであります。  議第15号、第18号、44号、46号については、賛成であります。  議第16号住宅新築資金貸付金でありますが、この事業は、同和地区改良事業の中で自立建設をされた方に対する土地代と、家の建設費を貸し付ける制度であります。毎回指摘をしているわけですが、貸付金の元利返済が長年にわたって滞っている。11年度末には1億3,000万円になるだろう、こういわれております。こういう滞納問題に対する対応は十分だとは言えないと思うわけであります。滞納者とよく話し合って早急な手立てをしていただきたい。この内容については反対。賛成できるものではないと思うわけです。  18号は下水道会計でありますが、11年度の下水道普及率は35%、広陵町や上牧町、当麻町の70%から80%近い普及と比べて大変遅れている現状にあります。下水道普及率は文化的な生活を営むバロメーターだといわれております。職員の補強も含めて積極的な対応を特に要望しておきたいと思います。  第19号水道会計では、水道料金で消費税を取る、こういう内容には反対です。今、予算委員会の討論にもありましたように、こうした財源を県水受水費の抑制と一般会計からの繰入れや大手スーパーの地下水組合に対するそれなりの協力金、こういった問題を当然検討されるべきであります。  議第44号は、損害賠償に要する補正であります。清掃センターの収集車は毎日大変な距離を走行されるわけですから、十分なうえにも十分に気をつけていただく。職員に対する安全指導が十分行われていたのかというと、そうも言えないお答えでありました。今後、安全指導も十分していただいて事故のないようにしていただく、このことを要望いたします。  委員長の報告に対しまして一括で採決ということでありますので、反対であります。以上です。 28 ◯議長(島田保継君) ほかに討論もないようでございますので、これより、本件6議案を一括して採決いたします。  本件6議案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。  おはかりいたします。本件6議案に賛成の諸君は起立を願います。            〔賛成者起立〕 29 ◯議長(島田保継君) 起立多数と認めます。よって、本件6議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第5 同第1号助役の選任について 30 ◯議長(島田保継君) 次に、日程第5、同第1号助役の選任についてを議題といたします。  市長の説明を求めます。市長。            〔市長(松田利治君)登壇〕 31 ◯市長(松田利治君) ただいま上程なりました同第1号助役の選任についてでありますが、現在、助役欠員中のため、新たに佃政弘氏を平成12年4月1日付をもって選任いたしたいと存じますので、地方自治法第162条の規定により議会の同意を求めるものでございます。  住所は、大和郡山市五条町508番地の5。生年月日は、昭和13年3月6日生まれでございます。  よろしくご審議いただきまして、ご同意を賜りますようお願い申し上げます。 32 ◯議長(島田保継君) これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。5番稲葉議員。(「前、うるさいな、その3人」と呼ぶ者あり) 33 ◯5番(稲葉吉彦君) ちょっと、そういう失礼な言い方はやめてもらいたい。この助役の選任という極めて重要な議案でございます。しかも今回、市長から提案された内容は、高田市外、そしてまた庁外からその人事を求める、こういうことでありまして、私の知っている限りかつて例がないんじゃないかと思うわけであります。この人が今の高田市の助役としてふさわしいかどうか、このことにつきましては、私もこの佃氏についてはよく存じ上げておりませんので、質問をいたします。  まず、この庁外から初めて求められたということは、逆にいいますと今の職員の中では助役にふさわしい人間はいなかった、こういう市長の判断を示されたことになるわけでありますが、これは職員にやる気をなくさせる、そして、そういう意味では最悪の道を取られたのではないかと思うわけですが、まず第1点、そのことについての市長のお考えを問いたいと思います。  第2点目は、私は今、この高田市の市政を進めていくうえで一番大切なことは、代表質問でも指摘しましたように財政再建をいかに進めるのかと、そのことに尽きるのではないかと思うわけであります。多分、市長もその点では同じ認識にあるものと受け取っていたわけでありますが、しかしそのことと、今提案されました助役選任の提案との関係、必然性、これは一体どういうふうに位置づけられるのかという問題です。  第3点目の問題は、助役という位置にある、その役割は極めて重要でありますが、とりわけ市長が公務で外に出られる、こういう機会が非常に多いわけでありますから、庁内の人心を掌握する、このことが助役としては極めて大事な役割であろうと思います。同時にまた、行政事務が滞りなくスムーズに進む、こういうことについても助役の果たす役割は決定的であろうと思うわけであります。  こうした点から見ましても今回、佃氏の経歴は、先ほどの全員協議会で承ったわけでありますが、一貫して警察畑を歩いてこられたというお人であります。私は別に、警察畑を歩かれたから反対というわけではないんですが、こういう3点から見たときに、どうやってこの人事を市長自身が考え、決められたのか、そのことをお伺いしたうえで、私どもの判断を決めたいと思うわけであります。  以上です。 34 ◯議長(島田保継君) 市長。 35 ◯市長(松田利治君) お答え申し上げます。  1つは、職員の中からの採用も考えるべきではないかというおただしでございます。もちろん私も、そういうことも1つの考え方としてはございましたけれども、同時に今、種々助役の役割の大切さ、重要さをご披瀝いただきました。それを踏まえた中で現在の大和高田市における行政上の諸課題を考えますときに、人格、識見ともにお願い申し上げております佃政弘氏が適任かと確信をいたしまして、お願いをしたところでございます。 36 ◯議長(島田保継君) 5番稲葉議員。 37 ◯5番(稲葉吉彦君) 人格、識見優れておられるということは、多分そのとおりであろうと思うのですが、私が指摘いたしました3つの内容との関係ではどうなのかということについては、市長からは明確なご答弁がございません。もう一度お答えをいただきたいと思います。 38 ◯議長(島田保継君) 市長。 39 ◯市長(松田利治君) ただいま申し上げたとおりでございます。 40 ◯議長(島田保継君) 稲葉議員。 41 ◯5番(稲葉吉彦君) 答弁なってますか。 42 ◯議長(島田保継君) 暫時、休憩いたします。            午前11時30分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午前11時33分再開 43 ◯議長(島田保継君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。  市長。 44 ◯市長(松田利治君) 助役にふさわしい人材が庁内におらないのかというおただしでございます。おりませんということはございませんけれども、それ以上に先ほどいろいろとご指摘、あるいはお教えをいただきました本市の助役としての使命と役割を考えますときに、先ほど言いましたように、お願いしております佃氏は人格、識見ともに的確であるという判断の中にお願いしたところでございます。  また、議員さん各位からもご指摘、あるいはご心配をいただいております、本市の厳しい現在の財政事情下に対応できるのかというおただしでございます。今申し上げましたように、それにつきましても十分に対応できるものと確信をしております。  また、市長不在の場合の行政として対応できるのかということでございますけれども、今日までの佃氏の経歴、あるいは今日までの業歴を見ましたときに、十分に対応できるものと確信をしているところでございます。どうかよろしくご認識、ご理解をいただいて、お願いを申し上げたいと思います。 45 ◯議長(島田保継君) 5番稲葉議員。 46 ◯5番(稲葉吉彦君) 質疑は終了いたします。 47 ◯議長(島田保継君) ほかに質疑もないようでございますので、本件は委員会付託を省略して審議をわずらわしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 48 ◯議長(島田保継君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  討論はありませんか。稲葉議員。 49 ◯5番(稲葉吉彦君) ただいま、先ほどの質疑で市長からの答弁があったわけでありますが、市長自身は多分よくご存じの方なのだろうと思います。私が指摘いたしました3点についても、十分クリアしていただける人というふうに市長自身は思っておられるというふうに思うのですが、私ども自身はこの重要な人事、よく、佃氏についてはまだ承知をしていないということでございますので、賛成もいたしませんが、反対もしない。態度としては保留をさしていただきます。 50 ◯議長(島田保継君) ほかに討論はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  ほかに討論もないようでございますので、これより、本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件は同意することに賛成の諸君は起立を願います。            〔賛成者起立〕 51 ◯議長(島田保継君) 起立多数と認めます。よって、本件は同意することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第6 同第2号収入役の選任について 52 ◯議長(島田保継君) 次に、日程第6、同第2号収入役の選任についてを議題といたします。  市長の説明を求めます。市長。            〔市長(松田利治君)登壇〕 53 ◯市長(松田利治君) ただいま上程なりました同第2号収入役の選任についてでありますが、本市収入役吉村正氏は、平成12年3月31日付をもって任期満了いたしますが、引き続き収入役に選任いたしたいと存じますので、地方自治法第168条第7項において準用する同第162条の規定により、議会の同意を求めるものでございます。  よろくご審議をいただきまして、ご同意を賜りますようお願い申し上げます。 54 ◯議長(島田保継君) これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑もないようでございますので、本件は委員会付託を省略して審議をわずらわしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 55 ◯議長(島田保継君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  討論もないようでございますので、これより、本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件は同意することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 56 ◯議長(島田保継君) ご異議なしと認めます。よって、本件は同意することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 57 ◯議長(島田保継君) ただいま収入役に選任することに同意なりました吉村正君が議場におられますので、吉村正君の発言を許します。吉村正君。            〔収入役(吉村正君)登壇〕 58 ◯収入役(吉村正君) 議長より発言のお許しをいただきましたので、大変高いところからではございますが、一言ごあいさつをさせていただきます。  先ほど上程なりました収入役選任につきまして、市長さんのお計らいと議員皆様方の格別のご高配のうえご同意を賜りまして、不肖私が、栄えあるわが大和高田市の収入役に再任をしていただくことになりました。もとより浅学非才でございますが、収入役1期4年の実績のもとに、誠心誠意職務に精進をする決意でございます。  特に21世紀を目前に控え、私たち地方自治体の責務は非常に重要であります。本年4月から介護保険制度の実施や地方分権の推進、少子高齢化時代の到来等、行政課題は山積をいたしております。これらの諸問題に三役の一員として、職員のお力添えを得まして重責を全うし、市長が標榜されております夢と希望と感動にであえるまちの構築と、光り輝く大和高田市の建設のため、微力ではございますが頑張る覚悟でございますので、議員皆様方のより一層のご指導、ご鞭撻をお願いいたしまして、ごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第7 同第3号教育委員会の委員の任命について 59 ◯議長(島田保継君) 次に、日程第7、同第3号教育委員会の委員の任命についてを議題といたします。市長の説明を求めます。市長。            〔市長(松田利治君)登壇〕 60 ◯市長(松田利治君) ただいま上程なりました同第3号教育委員会の委員の任命についてでありますが、本市教育委員田中隆彦氏は、平成12年3月31日付をもって任期満了いたしますが、引き続き教育委員に任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により議会の同意を求めるものでございます。  よろしくご審議をいただきまして、ご同意を賜りますようお願い申し上げます。 61 ◯議長(島田保継君) これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑もないようでございますので、本件は委員会付託を省略して審議をわずらわしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 62 ◯議長(島田保継君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより、討論に入ります。
     討論はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  討論もないようでございますので、これより、本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件は同意することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 63 ◯議長(島田保継君) ご異議なしと認めます。よって、本件は同意することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第8 同第4号固定資産評価審査委員会の委員の選任について 64 ◯議長(島田保継君) 次に、日程第8、同第4号固定資産評価審査委員会の委員の選任についてを議題といたします。  市長の説明を求めます。市長。            〔市長(松田利治君)登壇〕 65 ◯市長(松田利治君) ただいま上程なりました同第4号固定資産評価審査委員会の委員の選任についてでありますが、本市固定資産評価委員会の委員、庄田先男氏は、平成12年3月22日付をもって任期満了いたしますが、再度選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により議会の同意を求めるものでございます。  どうかよろしくご審議をいただきまして、ご同意を賜りますようお願い申し上げます。 66 ◯議長(島田保継君) これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑もないようでございますので、本件は委員会付託を省略して審議をわずらわしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 67 ◯議長(島田保継君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  討論もないようでございますので、これより、本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件は同意することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 68 ◯議長(島田保継君) ご異議なしと認めます。よって、本件は同意することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第9 請願第1号大和高田市政治倫理条例の早期制定を求める請願書について 69 ◯議長(島田保継君) 次に、日程第9、請願第1号大和高田市政治倫理条例の早期制定を求める請願についてを議題といたします。  本件は総務財政委員会に付託して審議をわずらわしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を願います。15番仲本清治君。            〔総務財政委員会委員長(仲本清治君)登壇〕 70 ◯総務財政委員会委員長(仲本清治君) 去る3月3日の本会議におきまして、総務財政委員会に付託を受けました請願第1号大和高田市政治倫理条例の早期制定を求める請願書について、審査いたしましたところ、賛成者少数で不採択と決しました。  各委員の活発な議論の中で、政治倫理の重要性は全員の認めるところであり、現在、各党会派の代表者で、その方向に向かってすり合わせが行われている。可能な限り、全会一致としたい等、相当な努力がなされている中、今回の請願はかなり内容的に踏み込んだものになっている。フリーな発想ですり合わせをしたいという気持ちが、標記のような結論になりました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定に賛同賜りますようお願い申し上げます。 71 ◯議長(島田保継君) 委員長の報告に対し質疑はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑もないようでございますので、これより、討論に入ります。  討論はありませんか。5番稲葉議員。 72 ◯5番(稲葉吉彦君) ただいま仲本委員長から審査の内容について、極めて適切な報告がなされたわけでありますが、結論からいいまして原案賛成は少数であったということでありますが、私どもはこの内容は極めて重要な内容であり、今後の高田市政を運営するにあたって、あるいはまた経営するにあたって、このことが市民から強く望まれている内容だというふうに思います。すでにお隣の御所市では、この政治倫理条例が委員会としては特別委員会が設置されて、採決の結果採択をされたということで、間もなく本会議にかかるというふうになっているようでありますが、そういう内容から見ましても、一日も早く政治倫理条例が制定されることは望ましいことでございます。  ただ、内容について、委員長の指摘にありましたように、かなり踏み込んだ内容でありまして、残念なことにその点ではまだ一致を見ることができなかったために、賛成少数となったわけでありますが、私どもは、この請願された2点の内容がやはり望ましいというふうに考えておりますので、委員長の報告には反対し、原案に賛成するものであります。 73 ◯議長(島田保継君) ほかに討論はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  討論もないようでございますので、これより、本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。本件は原案どおり決することに賛成の諸君は起立を願います。            〔賛成者起立〕 74 ◯議長(島田保継君) 起立少数であります。よって、本件は不採択と決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第10 請願第2号ごみの不正問題の早期解決を求める請願書について 75 ◯議長(島田保継君) 次に、日程第10、請願第2号ごみの不正問題の早期解決を求める請願書についてを議題といたします。  本件は清掃対策特別委員会に付託して審議をわずらわしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。4番浅野間正君。            〔清掃対策特別委員会委員長(浅野間正君)登壇〕 76 ◯清掃対策特別委員会委員長(浅野間正君) 去る3月3日の本会議におきまして、清掃対策特別委員会に付託を受けました請願第2号ごみの不正問題の早期解決を求める請願書について審査いたしましたところ、条例改正がすでに行われており、また、搬入料金の未払い金についての調停も進められている等の理由で、全会一致で不採択と決しました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定に賛同賜りますようお願い申し上げます。 77 ◯議長(島田保継君) 委員長の報告に対し質疑はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑もないようでございますので、これより、討論に入ります。  討論はありませんか。5番稲葉議員。 78 ◯5番(稲葉吉彦君) ただいま委員長は、請願の不採択が委員会の結論ということでご報告をいただいたわけでありますが、私はここに挙げられた請願の4項目、極めて重要であったというふうに考えております。この請願が提出されたのは昨年の6月議会に対してでございました。その時点では極めて大切な内容であったと思います。にもかかわらず、議会側の不適切な取り扱いの結果、今議会まで取り扱われてこなかったものであります。(「よう言ってる、何言ってる」と呼ぶ者あり)それは請願者の責任にかかわるものではなく、議会の責任でございます。本来ならば請願者に謝罪しなければならないのに、それもせずに不採択にしたということは、二重の意味で私は議会の大きな失点だと思うわけであります。  まして、請願の第2の項目で挙げられている滞納業者への処分を求めていることは、今日も実施できていないことであります。そのことも含めて不採択としたことは、滞納業者への処分は不必要であるという認識を議会が示すことになります。そんな採決に市民の多数は到底納得しないでしょう。この委員会の決定に同意することは、市民の声に反することになります。  本会議ではそこのところをよくお考えいただいて、委員会の結論を是とするのではなく、請願を採択するよう勇気ある決断を日本共産党と共にとっていだたくことを願って、討論といたします。 79 ◯議長(島田保継君) ほかに討論はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  討論もないようでございますので、これより、本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決をいたします。  本件は原案どおり決することに賛成の諸君は起立を願います。            〔賛成者起立〕 80 ◯議長(島田保継君) 起立少数であります。よって、本件は不採択と決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第11 発議第1号大和高田市議会委員会条例の一部改正について 外 1 件 81 ◯議長(島田保継君) 次に、日程第11、発議第1号大和高田市議会委員会条例の一部改正について、及び発議第2号大和高田市議会会議規則の一部改正についての2議案を一括して議題といたします。  議案の朗読を省略して、提案者の説明を求めます。20番中谷修一君。            〔20番(中谷修一君)登壇〕 82 ◯20番(中谷修一君) ただいま上程なりました発議第1号大和高田市議会委員会条例の一部改正について、及び発議第2号大和高田市議会会議規則の一部改正についての2議案につきましては、お手元に配付の文書のとおりでありますので、ご精覧いただくことで説明にかえさせていただきます。  どうかよろしくご審議をいただきますようお願い申し上げます。 83 ◯議長(島田保継君) これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑もないようでございますので、本件2議案は委員会付託を省略して審議をわずらわしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 84 ◯議長(島田保継君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  討論もないようでございますので、これより、本件2議案を一括して採決いたします。  おはかりいたします。本件2議案は原案どおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 85 ◯議長(島田保継君) ご異議なしと認めます。よって、本件2議案は原案どおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第12 発議第3号暴力団追放に関する決議について 86 ◯議長(島田保継君) 次に、日程第12、発議第3号暴力団追放に関する決議についてを議題といたします。  議案の朗読を省略して、提案者の説明を求めます。20番中谷修一君。            〔20番(中谷修一君)登壇〕 87 ◯20番(中谷修一君) ただいま上程なりました発議第3号暴力団追放に関する決議につきましては、お手元に配付の文書のとおりでありますので、ご精覧いただくことで説明にかえさせていただきます。  どうかよろしくご審議をいただきますようお願い申し上げます。 88 ◯議長(島田保継君) これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑もないようでございますので、本件は委員会付託を省略して審議をわずらわしたいと存じますが、ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 89 ◯議長(島田保継君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  討論もないようでございますので、これより、本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件は原案どおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 90 ◯議長(島田保継君) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案どおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第13 発議第4号アレルギー性疾患対策の早期確立を求める意見書の提出について 91 ◯議長(島田保継君) 次に、日程第13、発議第4号アレルギー性疾患対策の早期確立を求める意見書の提出についてを議題といたします。  議案の朗読を省略して、提案者の説明を求めます。20番中谷修一君。            〔20番(中谷修一君)登壇〕 92 ◯20番(中谷修一君) ただいま上程なりました発議第4号アレルギー性疾患対策の早期確立を求める意見書の提出につきましては、お手元に配付の文書のとおりでありますので、ご精覧いただくことで説明にかえさせていただきます。  どうかよろしくご審議をいただきますようお願い申し上げます。 93 ◯議長(島田保継君) これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑もないようでございますので、本件は委員会付託を省略して審議をわずらわしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 94 ◯議長(島田保継君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  討論もないようでございますので、これより、本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件は原案どおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 95 ◯議長(島田保継君) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案どおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 96 ◯議長(島田保継君) この際、おはかりいたします。中谷修一君外7名から、発議第5号大和高田市議会委員会条例の一部改正についてが提出されましたので、この際、これを日程に追加し、議題とすることにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 97 ◯議長(島田保継君) ご異議なしと認めます。よって、本件を日程に追加し議題とすることに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程追加 発議第5号大和高田市議会委員会の条例の一部改正について 98 ◯議長(島田保継君) 本件を議題といたします。  議案の朗読を省略して、提案者の説明を求めます。20番中谷修一君。            〔20番(中谷修一君)登壇〕 99 ◯20番(中谷修一君) ただいま上程なりました発議第5号大和高田市議会委員会の条例の一部改正につきましては、さきに可決された大和高田市行政組織条例の一部改正に伴うものでございます。  どうかよろしくご審議をいただきますようお願い申し上げます。 100 ◯議長(島田保継君) これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑もないようでございますので、本件は委員会付託を省略して審議をわずらわしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 101 ◯議長(島田保継君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  討論もないようでございますので、これより、本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件は原案どおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 102 ◯議長(島田保継君) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案どおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 103 ◯議長(島田保継君) 暫時、休憩いたします。            午前12時59分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時1分再開 104 ◯議長(島田保継君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第14 一般質問 105 ◯議長(島田保継君) 次に、日程第14、一般質問を行います。  質問通告のありました者は、5人であります。  質問時間につきましては、新風リベラル及び新政友クラブは2時間30分、その他の党会派はそれぞれ1時間30分に制限いたします。  最初に、2番朝井啓祐君の発言を許します。2番朝井啓祐君。            〔2番(朝井啓祐君)登壇〕 106 ◯2番(朝井啓祐君) それでは、議長のお許しをいただきまして、新風リベラルより一般質問をさせていただきます。あとから植田龍一議員より関連質問をさせていただきます。私の方からは2点についてお尋ねをいたします。  まず1つ目の質問でありますが、先日の予算特別委員会でも青少年問題について質問がありましたが、再度詳しい現況について資料を挙げて質問をさせていただきます。  最近、児童の誘拐、監禁事件や学校内における刺殺事件など児童に対する事件が相次いでおりますが、逆に少年による犯罪も増加の一途を辿っております。調べました資料によりますと、平成11年度の奈良県内の非行少年等の補導者総数は1万1,946人で、そのうち高田署管内、高田署近隣市町村も含みますが、907人、刑防犯少年は県内では1,212人、成人を含めました刑法犯総数に占める少年の割合は、43%になっております。また、高田署管内では183人で、その割合は48.2%と刑法犯のほぼ2人に1人が少年ということになっております。特に中学生が5年前に比べまして1.6倍に増加し、過去5年間では最多という状況にあります。  これらの結果から、少年犯罪の低年齢化が顕著に見られますし、全国的にも少年犯罪は戦後第4のピークといわれました平成10年度より上回っております。去年末には高田市内の中学生数人が暴行事件で逮捕されておりますし、橿原市の夢祭りで集まった暴走族に交番を襲撃された事件でも、逮捕された少年の中には高田市内の少年も含まれておりました。橿原市の場合などは警察が警備の責任が持てないと、祭りが中止に追い込まれるような状況さえ出てきております。高田市でも、市長が推進されております大露店市についても、祭り終了後の暴走行為が問題となり青少年センター、補導会、また各団体の協力のもと熱心に補導活動も行われておりますが、この取締りに対しましても高田署も大変苦慮されておられますので、橿原市の夢祭りと同様の状況も懸念されているところであります。  たとえでいうならば、総合雨水対策の中で部長から水つき対策については、上からではなく下から改善しなければならないとおっしゃいましたが、正しくこの問題と青少年問題は同一だと思います。これから21世紀を迎え高齢者時代を担っていかなければならない青少年が、このような大変な状況に陥っていることに対しまして、高田市教育委員会はどのような対策をお考えであるか、お聞かせをいただきたいと思います。  次に2点目です。市長の施政方針にもありました学校施設の整備については、年次的に施設の充実を図っていくと述べられておりますが、去年9月議会でも植田議員の質問に答えられて、建て替え等々の時期を踏まえて指摘に応えていくとおっしゃいましたので、今回、磐園小学校の校舎の新増築等が本年度予算化になり、今後具体的に進められていくことと思いますので、再度お尋ねをいたします。  これからの学校施設の建設、また増改築にあたっては、設計段階で考慮しなければいけない点が多々あると思います。現在の学校は2、30年前のベビーブームに対応して建てられたものが多く、これからの少子化、コンピュータ時代を迎えた今日では不備な点も多く、充実した教育環境とは言いがたいところであります。これからの学校施設の建て替えや増改築をきっかけに、今までのような画一的なものでなく、各学校によって特色のある、個性的な施設が望まれるところではないかと思います。  地域とのかかわりが薄れつつある今日、また、防災時の利便性も含め地域の交流の場に提供したり、これから学校週5日制が導入されても施設は7日間稼働させることも考慮していただきたいし、また、障害児への配慮の点からもバリアフリーの導入も必要だと思います。前年度、高田小学校、浮孔小学校で障害児への対応からエレベーターが設置されましたが、あとからの附帯工事については費用の面からも多大なものがあります。このように現在の状況から20年後、30年後まで考えた長いスパンで取り組んでいかなければならないと思います。そこで、高田市におきましては、教育施設の整備についてどのようなところに重点を置いて設計管理、また建設をされるのかお聞かせをいただきたいと思います。  以上2点、よろしくお願いいたします。 107 ◯議長(島田保継君) 市長。            〔市長(松田利治君)登壇〕 108 ◯市長(松田利治君) 朝井議員さんのご質問にお答えを申し上げたいと思います。  教育施設の建設にあたってということのおただしでございます。教育施設建設につきましては、環境は人を支配するとの趣旨のもとで取り組んでいるところでございます。その趣旨に基づきましてこの度の議会にご提案をさせていただいております磐園小学校の新増築事業におきましては、総合学習等の対応もできるような多目的教室、あるいはバリアフリーの観点からの障害者用のトイレ、あるいはエレベーター、そして、情報化社会に対応するためのコンピュータ教室の整備を計画しているところでございます。  これからの教育施設の新増改築にあたりましては、バリアフリー、あるいは情報化社会をはじめご指摘の事柄等に十分配慮しながら、教育委員会の意向も十分踏まえまして取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。  2問目の青少年問題の現況については、教育長よりご答弁をさせていただきます。 109 ◯議長(島田保継君) 田中教育長。 110 ◯教育長(田中隆彦君) 朝井議員さんからの青少年問題、特に青少年の犯罪が増加している中、この問題についての詳しい現況等を指摘していただきまして、今後、高田市教育委員会としてはどのような考えを持っているのかということにお答えしたいと思います。  全国的に青少年犯罪というのが、ご指摘のように低年齢化と凶悪化した事件が多発しているわけでございますが、これらにつきまして、本市におきましても教育委員会としてまことに憂慮しているところでございます。今日まで学校における生徒指導につきましては、学校教職員の共通理解のもと、各学校の状況に応じた体制を組み、関係機関との連携を重ねて対処してまいりましたが、急激な社会の変動に対応しきれない部分もあるように感じているところでございます。  当市の教育委員会といたしましては、こういった少年の犯罪が少しでも減少、あるいは未然に防げるように努力をしてまいったところでございます。特に今日まで校長会、教頭会、あるいは生徒指導部会等で学校における生徒指導の、あるいは生活指導の徹底を図りながら、些細な事柄であっても、事件や事故の前兆である可能性がございますので、事件防止、犯罪防止の観点から、警察等の関係機関との連携を密にしながら、適切な対応、対処を行っていくよう学校等にお願いしてきたところでございます。  教育委員会におきましては、今後も青少年センターを中心にいたしまして、補導会のお力もお借りしながら、補導巡視の強化、あるいは啓発広報の強化を図りながら、学校、保護者、地域、それと関係機関との連携を十分に図りながら、未然防止に努めてまいりたい所存でございます。よろしくお願い申し上げたいと思います。  以上でございます。 111 ◯議長(島田保継君) 2番朝井議員。 112 ◯2番(朝井啓祐君) 2つの質問に対しましては、要望だけさしていただきます。  1つ目の問題も大変難しい問題で、警察ももう手を焼くような状態になっておりますし、高田市内のデータも、この3月末には青少年センターの方で1年間の補導状況のデータが出てまいると思いますので、それを広く市民の皆さんに、どういう状況かということを啓発運動をしていただきたいと思います。  それと2点目でありますけれども、市長おっしゃっていただいたように、時代のニーズに合ったような感覚で充実を図っていただきたいと思います。磐園小学校におきましても給食室がほとんど完成間近になりまして、養生シートをはずされますと大変びっくりするようなピンク色の給食室で、なぜピンク色かなと思っておりましたら、高田川の桜、それから磐園小学校の校章が桜だということでわかったわけですけれども、桜の花というよりも桃の花に似たような色でもあるし、あれに併設して校舎もピンク色にはならないだろうかとちょっと心配することがあるんですけれども、去年も植田議員、それから委員会のときでも井生議員さんがおっしゃいましたように、顔の見える学校づくりということでよろしくお願いいたします。  続きまして、植田議員に代わらせていただきます。 113 ◯議長(島田保継君) 1番植田議員。            〔1番(植田龍一君)登壇〕 114 ◯1番(植田龍一君) 朝井議員に引き続きまして質問させていただきます。  20世紀最後の年の第1回定例議会が開催され、21世紀の幕開けを迎えるにあたり行政課題が山積されている中、お尋ねしたいことがたくさんございますが、重要であり、かつ緊急を要する事項に絞って質問させていただきます。  まず、1点目といたしまして、平成12年度の施政方針で松田市長は、本年を21世紀への挑戦の年として新たな視点から将来を見据えたまちづくり、夢と希望と感動にであうまちづくりに努めるとおっしゃっておりますが、この、まさに21世紀を切り開くことしの年末年始にかけて、市民の方々に夢と希望を与え感動していただけるような、若者を中心としたいわば新世紀イベントを考えておられるかどうか、お聞きしたいと思います。  昨年は、コンピュータ2000年問題等で社会が大混乱するかのように報じられ、市民の皆様にはいろいろご不安であったと思いますが、市長を陣頭とし市職員の皆さんは安心と安全のまちづくりのため、年末年始にかけて厳戒体制でその対応に当たっていただき、幸いにして大きなトラブルもなく穏やかにミレニアムの年を迎えられましたことは、大変喜ばしいことでした。  しかし一方で、うらやましく思ったことと大変残念に思ったことがありました。それは、各地で開催されたミレニアムイベントであります。奈良市では若草山周辺においてミレニアムイベントと銘打って、大規模なカウントダウンイベントが開催され、多くの奈良市民の方は感激と感動をされたと聞いております。また、たくさんの市民の方々から、大和高田市はどのようなカウントダウンイベントをするのかと尋ねられ、別段計画がないとしか答えられず、歯がゆい思いを幾度となくしました。当然のこととして、21世紀を迎えることしこそ記念イベントが行われるものと信じておりました。  施政方針には、「夢と希望と感動にであうまちづくり」と、何度となく出てまいりますが、先ほど申しました市民の皆さんに夢と希望を与えるような、若者から発進する新世紀イベントのような事柄は記載されておりません。また、予算的にもそのような措置はされておりません。大変残念な思いをしております。厳冬に耐えなければならない厳しい状況にあるのは十分認識しておりますが、新世への挑戦、来たるべき21世紀を切り開くという観点から見ても、100年に一度のこの時こそ、夢と希望と感動にであう大和高田市には、心に残る感動で一杯の、また元気の出るイベントをぜひ開催していだたきたいと思っておりますが、市長の考えをお聞かせいただきたいと思います。
     2点目は、21世紀に向けて本市の重要な問題である少子化対策について、質問いたします。  中でも、昨年7月16日に交付され、来月4月1日から新しく施行されるチャイルドシート着用義務化についてであります。すでに米国では1980年代前半、ヨーロッパでは1990年代初めに施行されております。日本では十数年遅れた導入ではありますが、この度の国の急な施策に市民の皆さんの混乱も避けられません。そこで、日本国内での6歳未満の子どもの交通事故について調べましたところ、平成6年から平成10年の間、死者63名、重傷者520名となっております。チャイルドシートを着用していれば約50名の命が助かり、約300名は軽傷で済んだと考えられています。子どもの命にかかわることです。本市においてはどういう施策、指導をされているのか、また、他の自治体と比べてどうなのか、お尋ねいたします。  以上です。 115 ◯議長(島田保継君) 市長。            〔市長(松田利治君)登壇〕 116 ◯市長(松田利治君) 植田議員さんの21世紀を迎えるにあたっての記念すべきイベントについてのご質問でございます。  ハード部分につきましては、予算案の中にも盛り込まさせていただきましたように、21世紀に向けてのまちづくりのシンボルになりますように、記念ホニュメントを高田市駅前の緑地帯に設置いたしまして、そして北本町のJR高架下、あるいは側壁の壁画とともに文化の薫りがする景観形成にも努めてまいるところでございます。  また、ソフト部分でありますが、イベント事業につきましては、昨年12月1日号の市政だよりにおきまして、広く市民からイベントの募集を行いまして、約50通の応募が寄せられたところでございます。昨年の年末年始にかけましてはご質問のご説明にもありましたように、コンピュータ2000年問題に対処すべく市職員はじめ各関係機関、並びに各種団体のご協力を得まして、不測の事態に備えての警戒体制をとっておりました関係上、ミレニアムイベントの実施につきましては見送ったところでございます。また、JC及び各種団体へもイベント開催の働きかけを行ってまいりましたけれども、昨年11月のJCかつらぎへの名称変更に伴います事務の煩雑もありまして、ご協力を得ることはできなかったわけでございます。  昨年、ミレニアムイベントを開催いたしましたのは、ご指摘いただきましたように奈良市と桜井市の2市が開催をされました。いずれもJCが主体となって実行委員会を結成されまして、そしてご指摘のように盛大に開催されたというところでございます。いずれにしましても市民からの応募されたイベント内容を参考にしながら、市民の皆様に夢と希望を与えるような記念イベント事業をことしの年末から年始にかけまして開催いたしたいと思っております。  また、その開催するにあたりましては、市だけではなくて青年層も含め商工会議所、あるいはJCかつらぎ、あるいは各種団体に広く参加を呼びかけまして、市民挙げてのものにするべく実行委員会を結成して推し進めてまいりたいと思っているところでございます。  イベントの内容、あるいは開催場所、予算等につきましても今後、実行委員会の中で検討いたしまして、しかるべき予算措置を図ってまいりたいというように考えているところでございます。  2問目のチャイルドシートの導入につきましては、担当の市民部長の方からご答弁をさしていただきたいと、かように思います。 117 ◯議長(島田保継君) 中川市民部長。 118 ◯市民部長(中川一郎君) 植田議員さんの2番目の質問でありますチャイルドシートの導入にあたって、本市の施策、指導及び他市の状況についてのおただしでございますので、担当いたしております私の方からお答えをいたしたいと存じます。  道路交通法が改正され、4月から6歳未満の乳幼児を自動車に乗せる場合、チャイルドシートの使用が義務化されるのに伴いまして、それぞれの自治体で住民への貸出し制度等が実施されようとしていることは、十分認識をいたしておりますが、この無料貸出し制度も対象者の方々に行き渡る施策にはほど遠く、希望者の抽選であったり、全員の要望にはとても応えられないような状況にあります。抽選で当たって喜ぶ市民よりも抽選漏れの市民の方が圧倒的に多く、不満を残します施策でございます。しかも1年の単年度施策でございまして、市民にはとても納得の得られない施策であると考えておりますし、子どもは親が守るものという新聞記事もありますが、自助によりまして自動車使用者にご負担を願いたいと考えております。  また、チャイルドシートの標準装備される新機種の自動車も販売されてきておりますし、フリーダイヤルで希望の品を注文しますと、安く自宅まで配達してくれるレンタル業者も出てきております。本市の場合はチャイルドシート2基を購入いたしまして、交通指導員による保育所、幼稚園、小学校及び母の会を対象としました交通教室の中で、チャイルドシートの実技公演を実施しております。そして、チャイルドシートの必要性と着用効果を深めてもらおうと啓発、及び案内看板を乳幼児を持つ親などがよく出入りする保健センターと市役所1階ロビーに設置し、その他交通教室の教材としても使用するなど、啓蒙啓発に努めておるところでございます。  他の自治体は、貸出し制度として希望者の全員に応じられるような状況ではないものの、県下8市において実施、あるいは実施予定の状況にございます。この種の費用はしかしながら、車使用者の負担すべきものと考えております。この問題につきましては、各自治体の推移を見守ってまいりたいと思っておりますので、よろしくご理解を賜りますようお願いを申し上げます。  以上でございます。 119 ◯議長(島田保継君) 1番植田議員。 120 ◯1番(植田龍一君) ご答弁ありがとうございます。1点目につきましては、ことしの年末にイベントを予定されているとのことでございます。また、補正予算を組んでいただけるということですので、イベントの企画、スタッフ等については、また市民から一般公募もしていただき、若者も多く参加できるイベントになるよう要望しておきます。  ここで、イベントにからんで提案と要望をつけ加えさしていただきます。現在行われている4大祭りは、回数を重ね、市民の皆様にもかなり浸透し、市民の楽しみになってきていることは大変喜ばしいことであります。しかし一方で、一、二の祭りは一部の人たちだけが楽しんでいるとの声も聞いております。もっと幅広く市民に浸透していくように考えていただきたいと思います。また、せっかく大勢の市民が集まるように計画されている祭りやイベント等で、行政からの市民への呼びかけやPRが少ないのが残念に思います。普段市役所へ来られる方は少ないですし、来られてもどういう行政が行われているかわかりづらい、また、言葉が難解でわかりにくい政策等市民に伝わりにくいことが多くあります。  そこで、例えばクリーンセンターの焼却炉の延命に大きく影響するゴミリサイクルについての方法、そしてそれに市民がどういう協力をすればいいか、また、福祉、バリアフリーの観点から車いすの方々が普段どういうことで困っておられるのか、そして市民のどういう協力が必要なのか、また、男女共同参画プラン、ピッグステップとは具体的にどういうもので、これからどう進んでいくのか等、ほかにもいろいろ考えられますが、これらのPRを広報等だけではなく、お年寄りから若者、子どもも集まるこういうオープンな祭りやイベントにおいて、市民サービスの一環として市民の皆様とのふれあいの中で行政が楽しく、わかりやすく、積極的にPRしていただけるよう要望しておきます。  2点目のチャイルドシート着用義務化についてでありますが、少子化が叫ばれる中、時代の流れでもありますが、子どもを持つ親の負担が年々ふくらんできております。安心して子どもを産み育てることのできる環境づくりに一層の努力を重ねる、また安心と安全とふれあいのヒューマンな福祉のまちづくりを推進する、との本市の方針からすると、少し残念なお答えでした。また、自分の身は自分で守る自己責任とありますが、果たして6歳未満の子どもが自分自分を守れるのか。また、子どもを産んだ親全員が今の社会状況の中で責任を果たすことができるのか、親が子どもの面倒を見るのは当たり前という意見もありますが、疑問も残ります。市内の対象者約5,000人全員に行き渡らない不平等等が考えられるのは理解できますが、再度考えていただきたい点がございます。  例えばチャイルドシートは、各メーカーによって値段のばらつきはありますが、ゼロ歳児用が一番高く、しかもゼロ歳として使用できるのはほんの数か月でしかありません。この時期を過ぎればかなり安くなります。また、母子家庭、要保護、準要保護の家庭、6歳未満の子どもを3、4人お持ちの家庭、5歳数か月の子どもをお持ちの家庭など、いろいろな事情で大変な負担になる家庭も考えられます。また、もう1つ違った角度から見ると、子どもが6歳になり、チャイルドシートが不用になった場合、捨てられ、ゴミが増える要因にもなります。リサイクルの観点から見て、これら不用になったシートを再利用することも当然考えていかなければなりません。本市の財政が苦しいのはわかりますが、県内の自治体との市民サービスの比較においても、もう一度市長がいつもいわれているところの知恵と創意工夫を重ねていただき、たとえそのサービスがいろいろな限定する形であっても、またスタートは遅れても再度考え直してたいただけるかどうか、もう一度お伺いいたします。 121 ◯議長(島田保継君) 市長。 122 ◯市長(松田利治君) チャイルドシートにつきましては、今お説のことも大変重要でございます。将来大切な、幼児の保護からも大変大切な問題でございます。しかし、先日の一部報道にもございましたように、チャイルドシートにはまだまだ価格問題、あるいは形式、仕様、機能等々がどんどんこれから試行錯誤、あるいは開発をされていくというような状況にあることも確かではなかろうかなと思います。したがいまして、もう少し種々状況を見定めながら、最も効果的な、そして実効的な時期、あるいはそのあり方等を探究していくことも得策ではなかろうか、あるいはまた1つの、一策ではないだろうかな、こういうように考えております。  いずれにしても前進的に取り組んでいかなければならない問題であるということに認識をしております。よろしくご理解を賜りたいと思います。 123 ◯議長(島田保継君) 植田議員。 124 ◯1番(植田龍一君) どうもありがとうございます。よろしくご検討の方お願いいたします。  最後に、夢と希望に満ちた21世紀を迎えるにあたり、葛城広域行政圏の中核都市として、回りの市町村に遅れることなく本市がリーダーシップを持つことが必要不可欠な課題と市長もおっしゃっておられます。これからの大和高田市の活性に向け、新しい時代に光り輝き、大勢の若者が集まり、魅力とふれあいのある元気なまちづくり、お年寄りも子どもも未来に生きる活力を、心に残る財産を与えていただけるよう要望して、終わらせていただきます。 125 ◯議長(島田保継君) 次に、14番藤本進君の発言を許します。14番藤本進君。            〔14番(藤本進君)登壇〕 126 ◯14番(藤本進君) 新政友クラブを代表して一般質問を行います。  地方自治大変革の時にあって、地方分権の進展や情報公開の実施などにより、地方自治体の業務は権限の拡大、透明性の向上、行政の説明責任、仕事の効率化などが求められています。また、高齢化、少子化、情報化や市民ニーズの多様化、高度化など、事務サービスの観点からきめ細かく迅速な対応が求められています。そのためにも職員の資質向上を図ることは急務であると思われます。職員の意識改革を図り、いかにしてやる気を引き出すか、また、どのように人材を育成していくか、これは市長にとって最大の命題であると思います。  わがまちと市民への愛着を職員に促しながら、やる気を引き出し、人材を育成するための方策としてどのように考え、取り組んでおられるか、聞かせてください。  次に、人事管理について、市長の見解をお聞きいたします。  本年度も定年退職者が非常職、教育職を除き部長3名、課長4名、係長2名、その他2名の合計11名おられると聞いております。長きにわたり本市に奉職され、定年退職日のその日まで誠心誠意を傾注されていることにねぎらいの言葉、お祝いの言葉を贈るものでございます。  そこで、特に部長級の職員が定年退職日の1年前に後進に道を譲るということで、部長級の参事として格付けし、1年間後任の助言、指導に当たるという参事制を導入できないものか考えてください。県内のある市ではこの方法により人事の刷新と、スムーズな事務引き継ぎが行われているように承知いたしております。  次に、部長級の権威についてであります。権威といいますと、何か威張るという感も与えますが、私は大和高田市の部長にふさわしくない環境、雰囲気が現状だと思います。長年本市に奉職し、それなりに仕事をなし遂げ、数少ない職責を確保された皆さんであります。市長や助役の命を受け第一線で活躍してくれる次長、課長、課長補佐を陣頭指揮し、本市の行政の成果を左右するのも部長の手腕であると考えています。また、対外的には県下第2の都市としての部長として交際があります。こういう観点から見ますと、現在の部長の座っている席は、これでよいとお考えでしょうか。思いやりといいますか、配慮がないと私は思います。  本市のみを見ていますと、長年このような現状でありますので何とも感じられないと思いますが、ちょっと目を外に向けてみますと、他市はもっと丁重な扱いとなっています。本市よりももっと狭隘な庁舎の面でもちゃんと囲いをし、立派ではないにしても応接セットも置かれています。本市のように課長にもの申すと来られたら、隣に部長がいる、それなら部長にというような現状ではワンクッションを置くこともできません。また、2人で話せばわかってくれることもあると思います。何も部屋に囲いができたから偉くなったのではなく、部長にふさわしい場所を与えてほしいのであります。間違った考え方でしょうか、市長の考えを伺います。もしそうだと思うなら、市長の即断を願いたいと思います。決して場所がないわけではありません。ぜひ実現してください、よろしくお願いします。 127 ◯議長(島田保継君) 市長。            〔市長(松田利治君)登壇〕 128 ◯市長(松田利治君) 藤本議員さんのご質問にお答えを申し上げたいと思います。  まず、職員の意識改革についてという関連のご質問でございます。おただしの件につきましては、地方分権時代を迎えまして最も重要な課題の1つとして受け止めております。地方分権の時代を担うにふさわしい知識と能力の開発と向上を図るために、短期、中期、長期的な視点に立って総合的な取り組みを具体的な活動行動として、展開をしているところでございます。  特に人材教育と育成は、職上の実務と経験を通じまして、また、職上内研修、すなわちOJTを中心に推進をいたしているところでございます。さらには、意欲と士気を高め、職員全体の意識と力量を高めるために首長の明確なリーダーシップが重要と思いまして、私もその都度1時間程度の講義を行っているところでございます。また、部長会や課長会にありましては、単に形式的な連絡会にとどまることなく、若干の時間をおかけいたしまして、黒板や資料を具備し、協議、討論、あるいは私から訓示、指示、指導を行っているところでございます。  これは、職員のマンネリ観から脱皮し、意識改革を図り、やる気を喚起し、人材を厳しく育成するために年功序列から能力、実力を重視した人事管理を行うべく、1つは、職員の能力、実力、実績に応じた適材適所の人事配置と登用。2つ目には、勤務態度、実績の反映した待遇。3つ目には、年功序列的な慣行と甘えの脱皮。4つ目には、これらを考察した公正な評価システムの確立。そして5つ目には、専用職制、スタッフ職制の活用等、人事管理の改革に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  2つ目の参事制導入についてのおただしでございます。過去には人事管理、昇任、昇格等の硬直化を解消するための方策として、参事制及び主幹制を導入した経緯はございますが、現在の趨勢であります行財政改革、機構改革、財政状況の見地から、簡素で効率的な行政体制を推進することが緊要の課題でございます。一方、職員は永年の勤めの中にありまして研鑽、精励、努力を競い、限られた部長職を目指しまして登用され就任するわけでございますから、ようやく就任した部長職を1年前に参事にするのは、まあ任命者として忍びがたいものがあると思います。もちろん、議員さんの申されます参事制の採用については、一理はあると存じます。けれども、現時点では、現行で推進をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解を賜りたいと存じます。  次に、部長にふさわしい場所という環境改善の問題でございます。議員さんのご指摘、ご提言いただきますように、このことにつきましては私も感じているところでございます。すなわち、議員さんをはじめ来客の簡単な協議、打ち合わせ、あるいは部門間の簡単な打ち合わせ等、現状ではほとんどスペースがなく大変不便な状況でございます。何とか改善すべきと存じますが、残念ながら現状は必要なスペースがなくて困っているところでございます。この度、議会のご承認を得まして分庁舎北側の施設を買収できましたので、ここへ行政の一部機関を移動いたしたいと考えておりますので、本庁において若干の余裕スペースができるのではないかと期待をしているところでございます。  以上、おただしの3点について答弁とさせていただきます。 129 ◯議長(島田保継君) 14番藤本進君。 130 ◯14番(藤本進君) 市長よりご答弁をいただきましたが、私は、退職1年前に部長職を離れて参事にするのが忍びないという趣旨と受け取りました。しかし市長、今この制度を導入しないと市役所は人事面で活性化しません。本市にもかつてあった制度です。私は今後もっとすごい改革に取り組まねばとの構想を持っていますが、本年はまずこの制度をルール化しなければ、次の改革に進めない第一歩であります。全職員、これが制度化されれば十分理解してくれると確信しています。後に続くものが喜んでくれる、人事の刷新が図れる、結果的に職員にやる気が生まれ、活気が出てくるものと思われます。せめて参事制の導入を本年4月から実施してほしいと思います。市長、どうですか。 131 ◯議長(島田保継君) 市長。 132 ◯市長(松田利治君) ただいま申しましたような次第でございますから、本年4月に適用することはちょっと困難ではなかろうかと思います。ご提言の参事制の導入とその運用につきましては、今後の人事状況によりまして行財政機構改革を踏まえながら意欲的、合理的に検討してまいりたいと考えております。  議員さんの職員に対する温かいお心配りに感謝申し上げますとともに、よろしくご理解を賜り、今後もご指導、ご鞭撻をお願いいたしたい、かように思います。 133 ◯議長(島田保継君) 14番藤本進君。 134 ◯14番(藤本進君) 市長、ありがとうございました。それではよろしくお願いいたします。終わります。 135 ◯議長(島田保継君) 次に、8番上田浄君の発言を許します。8番上田浄君。            〔8番(上田浄君)登壇〕 136 ◯8番(上田浄君) 8番、公明党の上田浄でございます。ただいま議長のお許しを得ましたので、公明党を代表し一般質問をさせていただきます。つきましては、私自身の日頃の問題意識、または市民相談、党活動の中から6点の項目に絞りまして質問させていただきたいと存じます。  第1番目の質問は、奈良新聞問題についてであります。  今回の報道について、私がまず感じましたことは、報道のパブリシティについてであります。市長の暴力団との議会対策云々のくだりは、実に驚きを禁じ得ませんが、今般の件に対し議会議員に対しても腰くだけの議会人と罵倒する記事も載りました。まことに遺憾であり、深い憤りすら覚えました。しかし、善意に解釈すれば、本市及び本市議会に突きつけられている、常に襟を正さなければならない問題でもあります。肝に銘じておきたいと思っております。そして問題なのは、プレスへの対応についてであります。党及び私自身、日ごろ敬愛する松田市長の会見拒否状態が長引くことは、憂慮すべきことでありますし、何よりも市民に誤解を与えかねません。今、松田市長の強いリーダーシップが求められている大切な時期でありますので、事実無根であれば、新聞社に厳重に抗議すべきであり、今後には記者会見に応じられるのかどうか、または黙殺されるのかどうかお伺いいたしたいと存じます。  次に、第2番目の質問は、財政健全化問題と行政改革についてであります。  まず、理事者の皆様におかれましては、ただいま財政健全化に向けて、また行政改革の一環として様々な取り組みと必死の努力をされておりますことにまず、敬意を表したいと思います。しかし、本市が準用財政再建団体に陥らないための財政建て直し策について、経費節減策のみでは限界があるのではないでしょうか。確かに松田市政以後緊縮財政が徹底されつつあると市民の声が多く聞かれるようになりました。こうした小さな積み重ねも大事でございますが、しかし不況で税収の伸び率が低迷している現在、さらに大幅な歳出抑制策を実施すべきであります。もちろん、人件費にもメスを入れなければなりません。一般会計予算の歳出に占める人件費比率は、平成11年度は31.9%で、平成12年度は28.1%とダウンしておりますが、今後職員の高齢化とともに人件費は上昇する一方となることは必定と思われます。  民間企業体では、総売上高に対する人件費比率は25%程度に抑えるのがよいとされております。市長の日ごろおっしゃっておられます、業務生産性を高め、行政サービスの質的向上を図り、自然減を補充しない育成型の能力主義人事システムを導入検討すべきですが、いかがでしょうか。  例えば、企業体系のうち、職員手当であります。現行の手当は県や国に準拠したものでありましょうが、手当を本給に組み入れるか、手当の種類をもっと減らすべきであると考えます。そこで、期末手当とともに支給されている勤勉手当でありますが、地方自治体によっては勤務評定が行われず一律に支給されているところもあるようですが、本市ではいかがでしょうか。  また、特殊勤務手当の見直しも行革推進の課題に上がっておりますが、何が特殊勤務なのか、現状に照らして適当であるのか、職員の既得権益意識が強く実行に移すことは可能でしょうか、お伺いいたしたいと思います。  また、収入面におきましては使用料、行政財産や公の施設の使用、利用の対価としてのその使用者、利用者から徴収するものであり、公有財産の使用についても使用料を徴収することができるとあります。また、土地建物の賃貸料等使用上の契約に基づくものは、財産貸付収入になるとあります。例えば社会福祉法人慈光園が使用している土地は、本市の公有地であります。こうした行政財産の目的外使用についても貸付料、もしくは地代使用料を徴収することができるはずでございますか、いかがでしょうか。  こうした1つ1つの事柄について、受益と負担の関係を明確にしながら、効率的に投資して地域を活性化する新たな方策が求められておると思います。また、今後思い切ったリエンジニアリング、劇的な変化の手法によるリストラクチャリング、再構築を断行する必要があると考えますが、いかがでしょうか。  例えば市立病院であります。地域医療という行政目的のために高度医療をしているという大義名分はあるにいたしましても、税金の投入が多すぎるのではないでしょうか。今後、財政運営上大きな足かせにならないでしょうか。将来、経営権を広域行政圏、広域市町村圏に委ねることや独立法人化も視野に入れ、自主的な運営ができるよう改革に取り組んでいかなければならないと思いますが、いかがでしょうか。  また、こうした行革を進めるに当たりまして行政サービスの低下をする恐れがございます。行政サービスの苦情を受け付けられ、苦情処理委員会を設置し、きめ細やかな市民サービスに対応すべきであると考えますが、いかがでしょうか。  さらに、行政改革に密接に関連いたします行政評価については、本市においても研究されているところでありますが、その方向と理念がまとまっているのかどうか、いかがでしょうか。老婆心ながら行政評価の実践にあたって留意すべきポイントを挙げておきたいと思います。これは島田春男慶応大学教授が、著書「行政評価」で指摘している点であります。  第1に、評価対象のレベル、つまり行政の何を評価するのかということであります。政策(POLICY)、施策(PROGRAM)、事業(PROJECT)の3段階に大別することができますが、これまでは個別の事業に対する評価が、現場で行われてきました。しかし、むしろ上位の概念でまとめる必要があります。住民のために事業がトータルとして行政サービスとしてどのような効果を持つものかを評価することの必要性も認識されております。第2には、行政評価が行える行政のプロセス、サイクルであります。行政活動は企画(PLAN)、実施(DO)、評価(SEE)、そして改革(REFORM)というプロセスがサイクルになっております。当然、行政評価は実施した後の事後評価をどのように行い、それをどのように改革に結びつけるかが近年の大きな関心事となっております。そして、アウトプットではなくアウトカムが重要であります。  例えば福祉について、福祉施設をどれだけつくったかはアウトプットですが、アウトカムとは、それによって地域の高齢者がどれほど幸せになったかを把握しなくてはならないところであります。これは最も重要な主要開発の課題であります。しかし、これに関して確立した手法は現在見つけられておりません。最も困難な課題といわれております。  第3には、行政評価の成果と予算策定の関連であります。行政評価の結果を単なる参考の情報として使うのか、それとも事業の策定と実施のプロセスにおける不可欠な一段階として、位置づけるのか、これは極めて重要な課題であります。予算編成においてあれもこれもと総花的予算がこれまでの通例でありますけれども、あれかこれかという取捨選択の議論が投資効率を高めまして、行政評価の意義と役割がここにあると思います。  第4には、評価主体の問題であります。評価は市当局がするのか、もしくは第三者機関がするのか、あるいは住民がするのかという問題であります。  第5番目には情報公開であります。住民に対する説明責任という見地からも重要な問題であります。  最後に、住民参画についての問題であります。行政評価の中に住民の意見をどれだけ取り組むことができるのかが鍵となります。住民参画の形には住民が評価システムの構築に参加する、行政評価の結果を住民に対して公開する、あるいは住民からデータを収集するなど挙げられますが、行政評価のプロセスそのものに住民が深くかかわってくる例は、まだ日本ではあまり見られないのが現状であります。  以上、行政評価についてるる確認しておきたいところを述べましたが、市長、どのようにお考えでしょうか、率直にお答えいただければと思います。  以上が、質問の2の答えですが、細かいことを申しました。通告にはちょっとしか書いておりませんで、総論的で結構でございますので、日ごろ市長のお考えをご披露いただければと思います。  3つ目の質問でございます。学校教育についてであります。  現在、家庭の教育力の低下や学校教育の行き詰まりが指摘される私たちの現代社会におきましては、家庭の躾けは、不登校やいじめの問題はますます深刻化しております。しかし、教育の根本は愛情であるとの視点に立った教育行政に努めていただきたいものであります。そして、学校教育における部活動のあり方について、具体的にお尋ねを申し上げたいと思います。  高田中学校では女子バスケットボール部が本年6月に廃部が予定されていることに関しまして、普遍的に現在の中学校の部活動の不振の現状を憂慮するものであります。義務教育でございます。しかし授業が終われば塾へ行くことも増えているのではないか、いわゆるもやしとか肥満とか、そういう子どもが増えていくのではないか、私の子どもも肥満で、さしたる父親ではございませんが、それだけに憂慮するわけでございます。  我々の中学生時代を振り返りますと、先生方がボランティアで部活動を奨励していただきました。また、休みの日はいろんな対外的な試合に連れていっていただきました。しかし、教育の現状から今はどうなっているのか、親も塾へ行くことを進める親もおりましょうけれども、そうした体育、体を鍛えたいという親もおると思います。いわゆる学校教育に対するニーズが非常に多様化しているのが現状ではないでしょうか。こうした点につきまして、普遍的にお尋ねしたいと思います。現在の中学校の部活動の現状はどうなっておりましょうか、ひとつお答えいただければと思います。  また、学校校舎の改築基準についてでございますが、片塩小学校におきましては、昭和48年新築移転が行われ27年が経過している現状にかんがみてお尋ねしたいと思います。  具体的な改築基準はどうなっているのか、市立学校は高校、中学校、幼稚園を含めまして市内20校でありますが、このあたりをお伺いしたいと思います。また、学校のトイレにつきましても、片塩小学校では非常にセンサー付きのきれいなトイレが、平成平成12年度改修をやっていただくそうでございまして、改めて厚くお礼を申し上げたいと思いますけれども、こうした汚い、臭い、暗い、怖い、壊れているという学校のトイレの5Kを追放する運動が全国的に広まっております。そして、トイレに行きたいと。今の子は学校のトイレではしたくない、我慢して授業が終わるまで待って家でする、そういった体が悪くなる非常に現状でございます。少しでも多く学校のトイレをきれいなトイレにしていただければ、トイレに行きたいと、また学校に行きたい、不登校やいじめがなくなるのではないか、そうした教育効果も表れてくると思います。ひとつ教育長よろしくお願い申し上げます。  次の質問に移りたいと思います。第4番目の質問は、市内公共施設循環バス「きぼう号」についてであります。現在の運行ルートに関しての疑問としてお尋ねを申し上げます。  市内公共施設の「きぼう号」でございますが、市内全域が網羅されておりません。例えば公共施設のない地域があります。例えば西代、土庫、藤森、松塚などのお年寄りは、無料バス券をもらっても使えない状態であります。もう少し近くにあればその「きぼう号」が利用でき、高田温泉、さくら荘も利用できる、そうしたご老人の声が聞こえております。この点についてお尋ねしたいと思います。ただ、「きぼう号」を使ってる人は大体、天満診療所からさくら荘まで、約50分かかるそうでございます。健常なご老人は、これじゃ、自転車で行った方が早いと言ってる老人もいらっしゃいます。この点も併せて運行ルートの何かいい方法があれば、お教えをいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  第5番目の質問でございます。商工振興策及び雇用対策についてでございます。  昨年、公明党の主張により実現いたしました地域振興券及び商店街活性化策として取られておりますポイントカード、こうした施策は一体功を奏したのかどうか、締めくくりにあたりまして担当部長の方にお伺いを申し上げたいと思います。公明党の地域振興券の実現に対しましては、マスコミは、ばらまきだと、予算のばらまきだという批判をいただきました。しかし最近、堺屋経企庁長官は、6,244億円の地域振興券が使用され、2,032億円の新たな消費需要が生まれた。その結果、GDP 国内総生産の個人消費を0.1%押し上げたといわれております。  個人消費全体で、国全体で約300兆円、地域振興券の予算が7,000億円でしたから、個人消費の1日分に満たない額でありましたけれども、実現した地域振興券は、大きな個人消費へのインパクトがあったと、そう言っております。日本の経済成長率が0.6%でございますから、GDPと合わせますと0.1という数字はかなり大きな数字ではないかと思います。本市では一体どうなったでしょうか、お伺いしたいと思います。  また、政府緊急雇用対策を受けた本市における施策はいかがでしょうか。よろしくお願いします。詳しく教えていただければと思います。  そして、第6番目の最後の質問に移りたいと思います。子育て支援についてであります。  これも本年6月実施の児童手当制度拡充を受けて、本市における対象者数及び予算規模はどのぐらいになるのかお尋ねを申し上げたいと思います。  次に、チャイルドシート云々につきましては、先ほど新風リベラルの植田龍一議員にお答えいただきましたので、省略させていただきます。  子育て支援の柱である児童手当制度は、公明党が強く主張した制度であります。なぜ児童手当なのかといいますと、マスコミはこれをばらまきと批判をいたしておりますが、果たしてそうでしょうか。1998年のわが国の合計、出生率は1.38、過去最低となっております。いわゆる先進国病であります。ヨーロッパの国々をはじめこうした先進国病が日本をおおいつくしております。これがこのまま1.38が続きますと、1人の女性が生涯に産む子どもの数の平均であります。100年後には日本の民族が6,000万人という、現在の半減してしまうという大きな問題であります。いわゆる日本民族が滅亡の危機になるという問題であります。児童手当制度の拡充はそれ自体、子どもが増えるわけではありませんが、たくさん子どもを産んで育てようというそれをサポートするのが国の役割であります。  ヨーロッパの国々は手厚い支援で少子化を食い止めた例があるそうでございます。ことし6月から支給対象を現行の3歳未満から小学校入学前の児童に拡大されました。国では支給対象者は256万人がこれまででしたが、570万人へと倍増するそうでございます。これについてよろしくお願い申し上げます。本市における対象者数と予算規模をお教えいただきたいと思います。  以上、長々しくなりましたけれども私の質問を終わりたいと思います。ご清聴ありがとうございました。 137 ◯議長(島田保継君) 市長。            〔市長(松田利治君)登壇〕 138 ◯市長(松田利治君) 植田議員さんのご質問にお答え申し上げたいと思います。
     まず、財政健全化問題と行政改革についてのおただしでございます。議員さんがご心配いただいておりますように、本市が財政再建団体になりはしないかとのご心配、おただしでございます。結論的にいいますと、絶対にならないためにとの信念で市議会はじめ市民の皆さんのご理解をもって、行財政機構改革をはじめ、収入のアップ、支出の抑制等の措置と努力によりまして、知恵を絞っていかなければならない、かように思っております。  ご案内のとおり時代は経済不況、減税等による収入ダウン、反面、介護保険をはじめとする多種多様化いたします市民需要の増大と、今後のまちづくり対策による支出の増大でございます。このアンバランスをいかにするか、目下懸命に努力を傾注しているところでございます。収入アップに向けまして特別交付金の大幅増額とか、あるいはその他運営から行政経営の要点として支出抑制への国、県、企業等の事業の支援、あるいは施設の統廃合、人件費の抑制、補助金、扶助費の削減等でございます。当然、各分野にわたりまして痛みを伴う部分も出てまいります。そのための行政サービスの低下はないのかとの懸念でございますけれども、行政の最善の努力と公助、共助、自助の理解と調整によりまして、この難局をクリアすることが大変必要であると考えるところでございます。そういったことを考慮しながら、現在の社会経済の変化に対応し、何が行政サービスとして必要か、何が無駄であるかを原点から見直しながら、行政から無駄をなくし、議員ご提案の行政評価法の構築も十分検討してまいりまして、今後さらに着実に行政改革が推進できますように、各界のご協力も得ながら、一層の努力を傾注してまいりたいと考えているところでございます。  次に、財政健全化の中における市立病院の経営の問題でございます。本市の市立病院はご承知のように中和地区の中核病院として、あるいは奈良県災害拠点病院として、そしてさらに救急医療病院としてその使命と、役割を担いながら今日まで鋭意努力をしてまいり、現在それに傾注しているところでございます。  そして、時代の医療、並びに健康ニーズの高度化、あるいは多様化に対応するために、ご承知のように先般の新病棟の増築、あるいは旧病棟の改造、さらに高度医療機器の導入と更新、眼科、耳鼻咽喉科、人工透析センターの新設でございます。そして地域医師会と地域の病診連携の強化等を図り、さらに親切、迅速、信頼をモットーとした病院の構築のために、お医者さん、看護婦さん、そして我々事務局の連携とを密にいたしまして、経営健全化へ精励しているところであります。幸いそれらの兆候が、大和高田の市立病院は活気が出てきましたな、あるいは診療、投薬等のスピードが大変上がりました、病院内も大変清潔になった等々いろいろな好評をいただいておりますことは、やりがいがあるというように思っているところでございます。  当市立病院は中和広域の自治体病院といたしまして、半世紀にわたり培ってきた中で県下でも特色を持った、独自性のある病院としてその存在感を大きくし、まちづくりの柱として非常に大きい拠点となっておりますことは、ご案内のとおりでございます。まさに大和高田市立病院として今後も繁栄し信頼され、そしてそういう病院の構築に使命を燃やして頑張ってまいりたい、かように考えるところでございます。  次に、学校教育の施設についてのおただしでございます。本市におきましては、20か所の園及び学校施設がございまして、施設整備は教育の場にふさわしい、安全で機能的な施設を念頭に整備に努めているところでございます。しかし、生徒急増期に建築されました30年余りをへた建物の老朽化が進んでいるのが現状でございます。これらの整備につきましては、日々努力をしているところでございますが、十分整備を図れていない部分もあることは事実でございます。議員ご指摘のように片塩小学校におきましても、先般も私も現地へまいりまして、調査をいたしたところでございます。片塩小学校は建築後27年を経過し、修理箇所も年々増加いたしております。教育委員会といたしましては、トイレをはじめとして緊急を要するもの、あるいは危険性を伴うものから早急に準備し、目下補修に努めているところでございます。  今後の教育施設の整備につきましては、ご指摘いただきましたことを十分に踏まえながら、建築年度、あるいは緊急性、あるいは安全性、そして諸状況を考慮しながら取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解を賜りますようお願いをする次第でございます。  次に、商工振興策の件でございます。政府経済の見通しは、本年度0.6%成長達成可能という発表をいたしておりますが、その実態感は未だなき状況であると思います。日本経済の現況につきましては、種々論議を交わされているところでございますけれども、私は議論より、一日も早い経済再生が嘱望されるところであろうと考えます。私は現在の経済の動向は、過去と大きく変化したと思っております。すなわち、超競争化時代、超価格低廉時代でございまして、これをクリアするためには、コストダウン、あるいは競争力の向上、強化、そして特性の発揮を求められる時代であるというように考えます。  本市におきます商業につきましても、こういうような状況の中にありまして大変厳しい状況下にございますが、私はさきの代表質問の中にもお答えいたしましたように情報、いわゆるネットワーク、知恵、それはヘッドワーク、さらに活力、元気さ、それはフットワーク、そして特性、それはカラーワーク、こういう中に活路を見出すことが極めて肝要ではなかろうかなと、かように考えるところでございます。  大変あとになりましたけれども、奈良新聞の報道につきましてのおただしでございます。さきの代表質問にもお答えいたしましたとおりでご理解を賜りたいと存じております。いろいろ表現をいただいておりますけれども、報道がありますけれども、さようなことはございません。私も人の子でございますから大変残念に思い、くやしい思いはしておりますけれども、これからも公人として襟を正し、市政の現況と将来に思いを馳せまして心身の健全保持に最も留意をしながら、一心不乱に努めることが私の使命と思っております。各界各層、並びに市民の方々から励ましをいただいておりますことに大変感謝申し上げ、議員皆様のご理解とご鞭撻をお願いする次第でございます。  あと、学校教育における部活動の問題、あるいは公共施設循環バスの運行についての問題、あるいは地域振興券、ポイントカード等々にかかわるご質問につきまして、そして、本市における雇用対策等でございます。あるいは子育て支援対策等々の問題につきましては、担当部長よりお答えを申し上げたいと思います。  先ほどの中小企業支援策について、ご質問を漏らしたようでございますので、つけ加えさせていただきます。  先ほど申しましたような中にありまして、中小企業者の方が力が発揮できる環境を整えることは、国政の課題であると考えるところでありますけれども、本市といたしましても、中小企業対策として県を通じて国へ要望、その中でも特に中小企業金融安定化、特別補償制度の延長を要望し、来年3月まで延長の決定を見たところでございます。また、商工会議所、商連などと協調を密にしながら企業の経営、機能の革新、あるいは強化、地場産業の存続成長が可能となるネットワーク型の組織の活用、あるいは人的能力の開発強化に努め、本市の中小企業の繁栄を支援して、行政の立場から支援をしてまいりたい、かように考えているところでございます。あとのおただしの件につきましては、各担当部よりお答えを申し上げたいと思います。 139 ◯議長(島田保継君) 永田教育委員会事務局長。 140 ◯教育委員会事務局長(永田明君) 上田議員さんには教育問題に大変ご心配をわずらわしています。おただしの学校教育における部活動のあり方についてでございますが、中学校の部活動は、生徒一人一人が共通の興味や関心を生かし、個性の進展を図るとともに豊かな成長を促すために学校教育の中で位置づけ、取り組んでいただいています。  しかし、全国的な傾向として議員ご指摘のとおり、少子化現象に加えて学習塾通い、それらに起因する部員の不足や教職員の高齢化、指導者の不足等により休部や廃部が続き、部を存続できない状況となっており、本市の中学校も同様の傾向でございます。ご指摘の部活動のあり方でございますが、このような状況の中で部活動の指導者の育成、人事交流による指導者の確保等により部活動ができる環境をつくっていくことを、中長期的な展望に立って考えていかなければならないと思っております。  今後、各中学校間での交流練習、各種団体が実施しているスポーツ教室やサークル活動等にもご協力を願い、参加できないものかと学校とも協議し、ご指摘の事柄を踏まえて少しでも部活を増やせるよう努力してまいる所存です。ご理解いただきますようお願い申し上げます。 141 ◯議長(島田保継君) 徳井企画調整部長。 142 ◯企画調整部長(徳井弘和君) 上田議員さんからの市内公共施設循環バスの運行についておただしがございましたので、お答えをいたします。  ご質問の市内公共施設循環バス「きぼう号」の運行につきましては、ご承知のとおり市の公共施設を循環することにより、住民の方が市の施設を利用する利便性の向上と、公共施設利用の効率化を図るため、平成8年9月1日より運行をいたしております。現行の路線は、既存の奈良交通の運行路線を使用しながら、さくら荘から天満診療所を往復する経路で、平成11年より市立病院の停留所を追加し、現在、片道50分を要しております。そして、13便運行しているのが現状でございます。  ただいまご指摘の路線区域外の住民の方からの路線延長、及び新設についての要望は、すでに承知をいたしておりますが、現在の段階におきましては、バスの台数の確保、あるいはバスベイ設置の問題、または経費負担の増の問題、種々クリアしなければならない問題が残されております。  そういったことで、極めて厳しい財政状況の中であります。現在の市の財政状況も考慮し、現時点では、現行の運行路線をもって推進してまいりたいと考えております。よろしくご理解を賜りますようお願いいたします。 143 ◯議長(島田保継君) 日下産業部長。 144 ◯産業振興部長(日下欽司君) 地域振興券とポイントカード、並びに緊急雇用の対策について、お答えを申し上げます。  まず、地域振興券とポイントカードでございますが、個人の消費の喚起及び地域経済の活性化を図るために、地域の振興に資するということを目的でされました地域振興券事業、本市におきましては総額で3億6,997万円、約3億7,000万円にそれは交付したわけであります。その利用の内訳を見ますと、大型店に約42%、個人の商店には58%は使われておるという結果が出ておりまして、他市と比較をしますと、この42%と58%は、本市の場合には個人の商店が大変努力をされた結果だなと、こう思っております。この経済効果といいますか、緩やかではありますけれども、景気の回復のこれは呼び水になったなと、これからの経済というのを考えるうえでは、大きな社会の実験であったかなという評価分析をしております。  そして、平成12年度の本市の税収入にもよい結果が表れるものであるということで期待をいたしております。  また、平成8年9月より実施をいたしましたポイントカード事業は、現在は98店のお店が加入されておりまして、本市の四季大祭、商店街の大売出しにも集客のイベントとかを企画立案をされまして、事業の展開を図っているわけでありますけれども、今後さらに加盟店への加入を促進して事業の拡大を図ってまいりたいと、こう思っております。  それから、緊急雇用対策でありますけれども、昨年の7月に国の方で緊急地域雇用特別交付金事業と、こういうことで同制度を積極的に市も活用いたしまして、地域に雇用、失業の状況の改善を図るべく平成11年には3つの事業、総額にして1,447万8,000円、約1,500万円を国の方からいただいたわけであります。  その事業の内訳でありますけれども、本市の埋蔵文化財、これには大体1千2、300万円ぐらい、それから、商店街の活性化のためには使わしてということで180万円ほどは11年でいただいております。そして、12年度におきましても国、県に対しましてその採択を強く要望いたしまして、結果、これ3つの事業、3事業に対しまして約4,000万ほどの内示をいただいております。  ということで、これを一層の雇用、それから就業の機会を図るべく職業安定所なり関係団体とも連携を深めまして、事業の各種助成事業の支援に努めたいと思います。平成12年度の約4,000万につきましては、本市の農地台帳のシステムを変えていく、各小学校の耐震の設計をしていただくということで、緊急雇用対策の事業として当てておるわけであります。  以上であります。 145 ◯議長(島田保継君) 川本福祉部長。 146 ◯健康福祉部長(川本益大君) 8番上田議員さんから子育て支援対策について、本年6月実施の児童手当制度拡充を受けて、本市における対象者及び予算規模はどのぐらいになるのか、そういうおただしをいただいております。担当いたしております私の方からお答えを申し上げます。  児童手当制度拡充につきましては、現在、国で審議されているところでございますけれども、対象年齢を現行の3歳未満から6歳の義務教育就学前児童まで拡充される見込みでございます。実施時期は、平成12年6月の予定でございますが、支給は、10月ごろに支給される予定になるのではなかろうかな、このように考えております。手当額の予算につきましては、6月議会にひとつご審議をわずらわすことになるだろう、このように思っております。  おただしの対象児童数と支給額の予測でございますけれども、対象年齢範囲が、先ほどもおっしゃっていただきましたように約2倍になろうかと思います。てございますから、児童数、支給額につきましても概ね2倍になってくるだろう、このように予測をいたしております。したがいまして、平成12年度当初予算に計上いたしております対象児童の延べ児童数て申し上げてまいりますけれども、2万1,100人を現在、当初予算に計上いたしておりますが、それが約4万2,200人ぐらいになるだろう、なおまた支給額につきましては、当初予算で計上いたしております1億1,850万円につきましては、2億3,700万円程度になると、このように予測をいたしているところでございますので、よろしくご理解を賜りたく存ずる次第でございます。  以上でございます。 147 ◯議長(島田保継君) 8番上田議員。 148 ◯8番(上田浄君) 市長から非常に丁寧におただしの以外の分野についてもお答えをいただきまして、ありがとうございます。奈良新聞問題につきましてもこのあたりで終止符を打ちたいと思っている次第でございます。  それから、教育委員会につきましては、非常に具体的な例を挙げて恐縮でございます。また、子どもからいただいた手紙を持っております。これを壇上で読むのを忘れました。読まれた方がいいと思いますし、また具体化に向けてひとつよろしくお願い申し上げたいと思います。  以上で私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 149 ◯議長(島田保継君) おはかりいたします。本日の会議はこれで打ち切り、明17日に再開いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 150 ◯議長(島田保継君) ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  本日は、これをもって延会いたします。            午後2時35分延会 Copyright © Yamatotakada City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...